2007年04月
2007年04月30日
尊敬と憧れ。それは誤魔化す必要のないもの。
みなさん、お疲れです。
ゴールデンウィークいかがお過ごしですか?
僕は、微妙に仕事が入っていて、ちっとも休めません。
今年2月、空を見上げると、こんな雲がありました。
見事な飛行機雲。
あなたは、
「ケミトレイル」または「ケムトレイル」
という言葉を聞いたことがありますか?
通常の飛行機雲より下にあり、通常数分で消えて行く
飛行機雲に比べ、いつまでも残っている、飛行機雲です。
たまに、見ますよね?
この「いつまでも残る」飛行機雲には、ご存知の方も多いと思いますが、
おびただしい「陰謀説」が飛びかっています。
それは、
「なんらかの目的で、定期的に有害科学物質を散布し、
ある特定疾病患者数を毎年統計している」
「金属の粒子を散布し、軍事レーダーの効力測定実験をしている」
「気象を操る実験が、行われている」
ふ〜ん。
って感じですが、アメリカでは、
昔このミッションに関与していたある下院議員が暴露して
一時話題になったりしたとか。
↑アメリカでは、格子状に丁寧に散布しているそうです(笑・・えない
興味本位で、ケムトレイル をググッてみてください。
凄いホームページが、たくさんヒットします。
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で、このゴールデンウイーク。
そんな、疑惑と陰謀の話ではなく気持ちのいい話。
28日。阿蘇は俵山に僕はいた。
阿蘇の山々を望む小高い丘の上。
シバザクラ咲きほこるむこうに見える家に、招待してもらった。
招待してくれたのは、熊本で着実にネットワークを確立している
前、一緒に「ヒライ」の食い放題で炸裂した、YくんとY社長。
この人たち、ヤバいです。
下のガレージを見る。
ポルシェBOXTER!
コンペティション用のシートが貼ってある。何ものか!?
で、横を見る。
メルセデス 280SL!
見てわかるように、今のものじゃない。
かなり僕がたまらなくなってきて、振り向くと、
一度「所有」したくてたまらないと思っていた
BMW 2002TI 。思わず記念写真。
やばいやばい。
この素敵なセンスの車ラインナップで、出迎えていただいた方。
前から、一度お逢いしたくてたまらなかった方。
その人がこの人。
*写真は毎日就職ナビから拝借しました。
村井眞一氏
そう。
1983年に、あの「蔦屋書店」を創業した3人のメンバーの一人。
現在、TSUTAYAといえば、メディアの巨大企業。
それを作った?僕の仕事的にも、長澤まさみに逢うそれとは
全く違う、心拍数の上昇です。(あんまし、意味の無い比喩)
現在は「ニューコ・ワン株式会社」社長として、熊本で独自の事業を
展開されている。
玄関に出てきてくださった、村井社長は、
史上最強に優しい人当たりで、「ようこそ」と微笑んでくださった。
今日は村井邸に、熊本を中心に活躍している
若手が、村井社長の家に集まって「飲もう」という趣旨。
合宿だ。
福岡からは、編集長と僕。
これは、濃い夜になりそうだ。
車で驚いて、次が、村井社長の家でおどろく。
新築でありながら、引き戸や扉を、本物の古い民家のものを持って来て、
それにあわせて設計された、もう、たまらない雰囲気だ。
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そんな、人里離れた場所に、30代〜の「若者?」が集う。
村井社長を囲んで、話は地元熊本の話から
経営の話まで、話題ががんがん転がる。
僕は、初対面だったこともあり、
村井社長の話に夢中になってしまった。
27歳で、TSUTAYAを3人で創業し、途中紆余曲折を経て
事業が拡大していく途中の話は、
男なら、誰しも高速でうなずきながら聞いてしまう
ダイナミックな内容だった。
若いころの自分の話。
成功も失敗も気さくに、何の飾りもなく話してくださる様。
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その途中で、また例の心境が湧いてくる。
「俺は、どうなんだ?」
この日、村井社長のちょっと遅い誕生会も催された。
4月17日で、52歳になられたという。
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焦る。
会の途中2階のオーディオルームや、
書斎へ。
BOSEのスピーカーシステムが、古民家のテイストを
モダンに残した室内に、マッチしまくってかっこ良すぎる。
もう、5時間、ワインだけを飲み続けている。
バックには大音量のジャズ。
経営や、仕事だけの話ではなくて、
ここには、男の子が目指すものの理想型のほとんどが
あるではないか!?
村井社長は僕にワインを注ぎながらおっしゃりました。
「結局、人ですよ」
どんなアイディアも、
どんな幸運も、
どんな技術も、
それを生かしてくれる「人」に出会わないと、
何も実現しないよ。
みなさん。
人です。
人。
もう、刺激受けすぎてワイン何本も飲んだのに、二日酔いなし。
滞在、
14時間。
・阿蘇俵山の自然
・完全なる経営
・村井語録
・家に天然岩風呂
・好きな車5台
・シバザクラ
・ミシェル=ベトルチアーニのピアノ
・二日酔いしないおびただしいワイン
・熊本の素敵で熱い人たち
・村井社長のオーラ 他
村井社長の手拍で起床。
帰途につく。
昨夜、感じてしょうがなかった「焦り」は、
尊敬と憧れとなって、僕の体中に染み渡った。
まだまだ、がんばれば人生おもしろそうだと。
焦らず、尊敬と憧れを素直に受け止めようと。
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みなさん。
すごい人に、逢おう。
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村井社長、そして熊本のすごい方々。
感謝しています。また、逢いたいです。
自分じゃ、道、わかんないけど。笑
2007年04月28日
奔放。その精神が時代を作る。
去る4月5日。
自分が企画に関わった一つのメディアが日の目を見た。
大阪から沖縄まで。
23府県を走る高速道路のサービスエリア/パーキングエリアに
設置されていたマップを内装した、実に100万部という、
想像を絶する規模で配布されるフリーペーパーである。
「奔放」
創刊号の表紙は「リリー・フランキー」さん。
その名の通り、「自由奔放」な人ということで、熱烈オファーで
超多忙のリリーさんの撮影と取材に成功したのだった。
奇跡のような日々でした。
これは、博多のとあるバーでの取材シーン。
リリーさんは、非常にスマートで背が高い人。
気さくすぎるほど気さくな人だった。
著書はすべて大好きだが、一気に本人も好きになった。
だって、エッチな話が堂に入っていて、
天気の話をするように、エッチな話が炸裂していた。
この「奔放」は、道を車で旅する自由さをテーマに企画したもの。
創刊号で、色々な意見も寄せられているようで、今後の発展が課題。
次回の発刊は6月上旬。
みなさんも、ゴールデンウィークに高速道路に乗る人はぜひSAPAで
探してください。リリーさんらしい、インタビューが読めますよ。
その「奔放」。
コンセプトは、僕が尊敬する先輩方との夜通し会議の中から
産み落とされたものでした。
そして、その思想は西日本高速道路の方々にも認められました。
そんな、なかなか出てこない、こういう大きな媒体を、
共に制作してくれている会社の「新人歓迎会」に、
なぜか混ぜてもらったのでした。
その会社は、アイステーション。
早い話が「アイビジョン」作ってる編集部です。
夕方、ここのM社長からお誘いを受けたのでした。
実は、連日の寝不足で胃を壊し、顔面熱っぽかった僕は、迷ったりしながらも
現場に到着。
すると、なんとM社長から、全スタッフの前でバースデープレゼントを
もらったのでした。
しかも、先日電撃で社長交代した、フランスの高級ブランド「LV」のネクタイ!
しかも、激エロのピンク!
素直に、うれしかったなぁ〜。
この場を借りて、あらためてお礼をいいたいです。
激エロルイヴィトンピンクネクタイ。
次回のプレゼンで炸裂です。
で、なんでか一人部外者なのに一緒にカラオケ。
しかし、この会社若い!
*個人情報保護の観点から、一部顔を隠しております。(あ、松山隠し忘れた。ごめん)
だって、ピースとかみんなしてるもん。
*個人情報保護の観点から、一部顔を加工しております。
ほら、ピィース。
みな、若い。
これだけ、若い人間が、かなりのモチベーションで取り組んでるから、
この勢いなんやなと。
30代もかなり煮詰まってきた僕は思う。
彼らは「奔放」だ。
「奔放」とは?
リリーさんが、インタビューで答えています。
「自分で決めた最低限のルールは守りながらも、
それ以外の制約にとらわれないこと」
若いコイツらには、それがある。
それを気づかせてくれた皆さんに感謝。
しかし、もっと凄いのは、この人!
*個人情報保護の観点から一部顔を加工しております。
20人あまりもの、奔放な若者達をたばねてまだ勢いある、
M社長。
僕に激エロピンクネクタイをプレゼントし、
15歳も20歳も年下の全社員を、DJ OZMAで踊らせる。
「すごいよ、あんた」
久々に、突き抜けた気持ちになれて、
最初の体調不良が酒で回復するという、夢のような展開の中、
最後に編集長と食った、中洲の一幸舎の本当にうまいラーメンが、
ゴールデンウィークも仕事満載の自分を慰めてくれているように思えた。
みなさん、すてきなGWを!!!
2007年04月24日
時。確実に流れてゆくもの。
今日も、残業とすら、言えないような勢いで遅くまで仕事していると、
後輩が、クライアントに提案するべく取り寄せた「ミセス雑誌」
「STORY」を見ていた。
覗き込む、俺。
特集は、
「もう一度、LOVE LOVE LOVE」
かわいい40代特集。もう一度プロポーズしてくれないの?
「そろそろLOVE色、赤を着こなせる女になれた?」・・・・
日本は、恒久平和を誓った国であることを
心から実感しながら、グラビアを追っていると、
たしかに登場する40代のみなさんが、若くて美しい。
はっきりいって、いける(何が?)。
そう思いながら、後輩に、
「近頃、男女とも昔に比べたら、
圧倒的に年齢より若く見える人多いよね〜」
と投げてみた。すると彼は言った。
「コヤナギさん、それは確実に地球の自転スピードが
早くなっていて、今の1年て、昔でいうと300日位で
回っていると思うんですよね」
「だから、35歳くらいの人が29歳位に見えるのは、
実際昔の29年分しか経ってないからなんですよ」
滅茶苦茶な理論だが、圧倒的に1年が加速している
僕にとっては、綿が水を吸うように納得できる理論だった・・・。
そんな、時にまつわること。
先日、帰郷した。
僕の故郷は、近頃白骨が出たりしておなじみの、大牟田という所だ。
車で一人出かけた僕は、何かに導かれるように、母校に向かっていた。
母校。しかも、小学校。三池小学校だ。
大学卒業後、近くまで行ったことはあったが、
中に車をとめ、降りてみた。おそらく20年ぶりくらいの地だ。
校舎の一部は変わっていたが、
細部は、卒業後20年以上をへても、変わらないものがたくさんあった。
この「SOL」というブランドの鍵は、
おそらく20年以上前もかわっていなかった。信じられない。
そして、校舎を巡るこの柵も、絶対に20年以上変わっていない。
体育倉庫や「考える人」の像など、この20年におこった、
テロや戦争や地震や異常気象やバブル崩壊や僕の挫折や栄光など、
何もなかったようにたたずんでいた。
土曜日の午後。
小学校はゆとり教育で、休み。
子供達が数人運動場で遊んでいるのみ。
しかし、静かな土曜日の午後に聞こえてくる、
まわりの「音」。
まわりの「気配」。
身に覚えがある。10歳そこそこの自分がいる。
そういったことが、一気に僕の体に響いて来て
本当に聞こえているのか、
それとも、自分の小学校時代の記憶が
猛烈な勢いでよみがえっているのか、曖昧になって、
不思議な感覚に襲われた。
激烈な毎日に些細な記憶すら、おろそかになっている毎日。
どうして、小学校の地に立つだけで、
体の感覚までが震えるのか?
それが、記憶という人間の能力なのか。
それを、どれくらいの時間で、
消し去ることができるのか。
20日。僕は一つ歳を重ねた。
そして、その日、
大学の先輩にして、同業ライバル会社の
尊敬する専務が亡くなった
という知らせを聞いた。
驚愕した。
まだ、60歳。膵臓がんだったという。
本当に、広告クリエイター然とした方で、
男気のある人。
僕が、あることで業界の中で色々言われている時も、
パーティーの席でそっと近くにきてくださり
「大丈夫。わかっとる奴は、わかっとる。堂々としとけ」
と。
他社の僕にも、男としての対応。
感激した。
そしてそれが、最後に会った日。
前職時代からお世話になった人だった。
そんな我々の時間も容赦なく、流れ、突然のお別れとなった。
通夜の祭壇に手を合わせ、棺の中の先輩に
お分かれした。もちろん、返事はなかった。
いま、ベストセラー「バカの壁」の後に出た、
「死の壁」という本を読んでいる。
別に、哲学的なことを求めているわけではないけれど、
「過去、何兆人という人間で、死ななかった人は、一人もいない。
人間の致死率は、100%なのだ」
誕生日。
20年の記憶を強烈によみがえらせる場所。
そして、尊敬する人の死。
いくら考えても、いくら悩んでも、いくら悲しんでも、
答えは一つ。
時は、
確実に流れてゆくもの。
必死で生きて行こうと思った。
2007年04月19日
4月19日 25:05〜
こんばんは。
寒いですね。
僕は今、下唇に、指先大の火傷を負っています。
昨日、某プロデューサーと飯を食いに、
中洲2丁目の「銭屋」へ。
そこの、ベラボーに旨い「壱銭洋食」に食らいついた瞬間、
中から、年期の入った鉄板の180度に熱せられた油の温度を、
そのままに伝える「ニラ」が突出!
とんだ、ブービートラップだ!
その高温ニラは、僕の、セクシーな(うっとうしい)たらこな下唇に吸着。
2秒(体感5分)ほど、くっついてはなれない。
まるで、映画マトリックス1作目の有名なのけぞって弾丸をよけるシーンのように
一人カウンターで大暴れして、やっと「ニラ」の隔離に成功。
しかし、その時には唇の感覚がなくなっていた。
すぐに、焼酎水割りで冷やすという、応急処置を試み、
その場は事なきを得たように思えていた。
実際、そのあとマッコルリを飲みにつれてってもらい、かなり
いい感じでへべれけって帰宅した。
しかし、次の日。鏡の中の僕のたらこ下唇には、
かなり真っ赤な火傷キズが、残っていた。
なので、下唇に小豆(あずき)をつけて歩いていた気分の今日、
心なしか、女性の視線が僕の「セクシーな口元」に集中していた。
同じ罠は、小龍包などにも仕掛けられているので、
飲茶好きのあなたは、気をつけるがいいさ。
で、ですよ。
あなたは、
AI VISION PRESS に続いて、
AI VISOIN TV(ティービー)が始まるのをご存知ですか?
そうです。
始まります。
福岡人の
福岡人による
福岡人のための番組。
福岡のすべてを、
ランキングで切り取る、
福岡の情報プロファイリング番組。
それを、テレビとフリーペーパーと、
WEBと携帯とワンセグを
「メディアミックス」じゃなくて
「クロスメディア」でやろうという壮大な構想を持った(力入りすぎ)番組。
その名も、
そう。
「らんちゆう」です。
「らんちゆう」は、
「ランキングに注目する」
「ランキングにチュ〜する」
「ランキング・ウォンチュー」
ま、なんでもいいです。そういうことです。
そして、金魚の改良種の名称。
明治の初期、初代石川亀吉翁(1831?1903年)が家業も忘れて心血を注いで
改良種に取り組んでできたもの。
意味は
ランキングを知って、
福岡という小宇宙を泳ぎきる指針をあなたに伝える番組です。
もちろん、CDランキングや、映画ランキングだけみたいな
無難な番組ではありません。
「福岡の男性広告代理店社員に聞いた、
女性の勝負下着形状ランキング!」
このあたりの雰囲気です。
「福岡のOLに聞いた、
合コン最高効率男女人数比率ランキング」
「彼氏以外の男性にもらうと、すごくイタい
絵文字メールランキング」
この手の痛いランキングを徹底的に調べました。
一回目の放送では、テーマを「福岡の恋愛」として展開します。
ナビゲートは、高山梨香さん。
ゲストの、このおっさん(失礼)は実は凄い人だったりします。
福岡のメディア実験場となるであろう、
この「AI VISION TV らんちゆう」
我々の企画力がどれくらい通用するのでしょうか!?
皆さんの、審判を!笑
本日(19日)深夜25:05〜
TNCテレビ西日本にて
「らんちゆう」です。
見てね。
2007年04月18日
東京にも。いや東京にはあったんだ。
いまいち、ブログの操作がわからず、
とりあえず、あげるって感じで。
先日、東京に行ってきた。
東京ミッドタウン。
3月末にオープンした、旧防衛庁跡地の再開発。
三井不動産が事業主体となって、六本木のど真ん中に、
12000坪だ。
正に、ど真ん中で、あの「六本木アマンド」から
徒歩3分くらい。
オレの実家大牟田には、炭坑遊休地はたくさんあるが、
こういう「さあ、開発だ!」という12000坪は、東京にしかない。
中へ。
NYの高級ジュエラー「ハリー・ウインストン」
あなたに買ってあげたい「クロエ」
こんなでかい店は初めて見た「ボッテガ・ヴェネタ」
またインテリア関連も「Time & Style」や「IDEE」など
すべての物欲がうずまいていた。
圧巻は、48階〜53階を陣取る、
今まで大阪にしかなかった「リッツ・カールトン」。
1泊 最低:70000円〜最高:2100000円まで。
格差社会万歳突撃的な
バブルな人だけ、バブル復活の、
壮大な「建物群」だった。
ちなみに、ここに入居する「富士フィルム」「コナミ」「USEN」は、
よごれつちまった「ヒルズ族」というイメージに対し、
クリーンな「ミッドタウンな人」を狙っているとか。
六本木を1時間ほどうろうろして、僕は思った。
来るとこまで、
来てんなぁ。
と。
東京に行かれる方は、ぜひ!