2007年11月
2007年11月27日
"but"
人生も語れるが、ジョークもうまい人。
有意義も好きだが、無意味なことも好きな人。
家庭を愛しているが、時には家庭を忘れられる人。
常に冷静だが、時に情熱的になれる人。
守るものが多くても、冒険できる人。
人生に多くのことを求める人へ
BMW
かぁっちょいい。
これは、2005年の秋頃かなぁ
BMWさんがやったブランドキャンペーンで
「Exclusive but Young」というものです。
本当は、もっと沢山項目がありますが、
その中から、僕が好きなものだけを抜き取って、
実は会社の壁に貼っています。
そうです。
英語だと、全部真ん中に「but」が入るんですね。
BMWのターゲットは、
単なる「金持ち」
単なる「大人」
ではない人たち。
「but〜」と続けたくなる人たち。
車の広告なのに、何キロで走るとか
エンジンがどうだとか、一言も書いてない。
僕的に、
今だに、心に残る広告です。
ただの広告が、編集されて壁に貼られて、
一人の30代男の
「生きる指標」
になっていたりするのを自ら体現していると、広告もあなどれんなと。
で、この季節、そんな広告マンが「指標」にせざるを得ないもの。
出ました。マーケッター必読です。
あまりネタばらしすると、日経ホーム出版さんに
おこられますが、
「2007年のヒット商品ベスト30」
の中にも読んでわかんないのがあります。例えば、
「トランシーノ」
ワカラン。
しかし、これは10億円を売り上げたらしい。
何かというと、美のカリスマ 藤原美智子さんが
コマーシャルしてた「シミ」とり化粧品。
”あなたのシミが、肝斑”なら治せます・・・。
女性だったら動いちゃいそうです。
ま、いくつかこういうのがあったりして
まだまだ、自らの世間知らずさを嘆く。
他にも、
第19位に「PND」
とかあるけど、知ってますか?ちなみに6位に「宮崎」が入ってました。すげぇ。
他に興味深かったのが、
日経トレンディ創刊20年記念特集と銘打って
1986年〜2006年までのヒット番付結果の一覧!
僕が特に、ツボったのは、
1987年度 第9位の「ケミカルウォッシュ」・・・お、俺は穿いてなかった!汗
1989年度 第8位の「渋カジ」・・・俺、やってました・・・。
1991年度 第5位の「ジュリアナ」・・・ノーコメント
2002年度 第3位の「アブトロニック」・・・今年はブートキャンプ。
この表はすごい!
中でも、1994年に6位「水(ミネラルウォーター)」が
ランクインしているが、これなんか今じゃ常識!
1996年の1位は「インターネット」!
もう、今や、ランクインとかの問題ではない普及度。
毎年、毎年、こりゃすごい!
とか、
これが極めつけ!っていうのが、必ず出てくるけど
やっぱし、ほとんどは陳腐化しちゃう。
けど、この表を見てると、
バブル時代に流行した
「スパッツ」
が、2007年の今年は
「レギンス」
と名を変えて流行したり、1992年の第10位に「もつ鍋」がランクインしてるが、
15年経た、福岡の街は「もつ鍋屋」だらけだ。
これは、いくつかのトレンドが
年を経て定番化してる
のだ。おもしれ。
ま、買って見てくださいな。
人間の、いや日本人の営みと、自分の人生とがシンクロできます。
また、流行や利権を操作しようという
「見えざる手」の作用も感じとれます。。。。(ニヤ)
蛇足ですが、テレビを見ていて
僕自身の顔とシンクロしてしまう人に、久々逢いました。
らんちゅうのロケ現場でのこと。
前も、ここに書いた、タレントの吉川くんです。
向かって右端の、おどける美女は高山梨香アナ。
皆、おもしろがって写真を撮ってくれましたが、
近くで見ると、やはり似てます。親を事情聴取したくなるくらいに。
この帰り、向かって左端で素敵に笑う、COBYこと
媚山師匠(いつのまにか、師匠)と、
二人歩いて帰りながら、いろいろと教えを請うていました。
「仕事は、がっちりとしたベースがある上に、
ちゃんと本質を知って、取り組まなくては成功しない」
と言われました。
師匠は、初めて持った6坪の喫茶&バーを
店に寝泊まりして、18時間営業で、3年間休まなかったそうです。
これが、ベースだと。
そして、25年間のバーとお酒についての経験と勉強で
本質を学んできたと。
例えば、師匠のバー「ヴェスパ」は5:00にオープンします。
普通のバーは「客が来ない」という理由で
7:00か8:00から開くのがほとんどだと。
ここで、師匠は言います。
食前酒というものを学んでいながら
それを出す時間にあけていないのは
お酒のすべてを提供しているとは言えない。
ベースと本質。
加えて、トレンドまでをカバー。
う〜ん、辛い・・・無理があるか・・・
but
人生に多くのことをを求める僕は、
体現できるまで努力するでしょう・・・。
求めましょうよ。みなさん。
2007年11月25日
継続するの好きですか?
恋も、仕事も、勉強も、
やっぱり継続できねぇといかんですよね。
ま、仕事は半強制的に継続せざるをえなかったりするけど、
この歳になって、がんばる勉強は、こりゃ難しいわけです。
広告会社に勤めていると、
いろんな勉強をせねばなりません。
時代時代に話題になるマーケティング理論から
真木よう子のバストのサイズまで
やっぱし、知ってないといかんです。。
・・・・・う〜む。
しかし、今究極に必要に迫られているのは
「英語」
です。
中学3年間
高校3年間
大学教養課程で2年間
毎週のように英語にふれていた期間は、
8年!
なのに、ビジネスの交渉するには、ほど遠い英語力。
真剣に、ダメダメ日本の英語教育の犠牲者だぜ!まったく!
と、旧文部省のせいにしながら、今こそ、英語を!
と奮起してやっているのがこれ。
「えいご漬け」
え?何かわからない?
そうです。これは・・・・
ニンテンドーDSですよ。
ディーエス。
あ、スンマセン。ピンクなんですよ。
いや、本当は、この色が欲しかったわけですよ。
「クリムゾンブラック」
あ〜欲しい。
ま、それはいいとして、
8月下旬に、この、えいご漬を購入。
最初は、狂ったようにやってました。
毎日一回しかできない、この実力テストに命をかけてました。
iPodのイヤホン差し込んでまで夜中やってました。
10月。
下期のスタート。プレゼンごとや飲みごとが多くなり、
だんだん怪しくなってきてます。
ただ、9月の成果で、be similar to~ とかまだ出てきます。
しかし・・・
10月下旬くらいから、どうも悪のスパイラルが到来。
気力が尽き果てるような毎日・・・。
そして、11月。
久々にやってみた・・・。
すごい!!
全然聞きとれねぇ!!
実は先日飲んだテレビ局の人が
「もっと、えいご漬」を根気よくやっていたら、
知らず知らずにハワイで現在完了とか使いこなしてた!
という証言を聞いて、猜疑の念を抱いていたのだが、
この人の証言は正しかった。
これは、やり続けてないと、
すぐ英語は聞き取れなくなる!
逆に言えば、継続すれば、かなりのもんになる!と確信。
別に、俺が宣伝しなくとも、
中学生の80%が保有する、ニンテンドーDS。
そりゃあ、ベネッセが教材18タイトル発売するわなぁ〜。
みなさん、なんか継続してますか??
2007年11月23日
あなどれねぇ
あなどれねぇのは、
月日の経つスピードだ。まず。
ブログから意識が離れて、かなり経っていた。
いや、ブログ以外のいろんなものからも。
忙しさは、気力を奪う。
いや、後ろ向きな事象への対処の連続は、
目の前のこと以外、どうでもよくなる。
すると、新しいものに触れなくなる。
すると、忙しいからしょうがないと言い聞かせる。
すると、自分の世界が小さくなる。
そして、滞る。
最悪やね。
くそだ。くそ。
ここひと月くらいそういう感じになっている自分に
ほとほと嫌気がさして、先週今週はいろんな人たちにあった。
超有名プロスポーツ選手のイメージ戦略家。
テレビに出て勝負している人。
起業家、事業家、アウトローなサラリーマン。
初めて逢う人とか、僕の意識にいつも火を放ってくれる人。
久々に、元気が出た。
そんな皆様には、感謝するしかないし、
どこかで恩返せねばと。
一人、久々に逢う約束を果たせていない、
MASAMAXさんを含め(来週!逢いましょう!)、
皆さん、僕に逢ってください!
で、ちょっと古いネタですが、
南天神が爆裂してますね。
話題持ち切りだった、ロフトの入場制限。
この写真は、先週末のだけど、木曜日の午後いっても、
1階でギブアップするくらいの人。
圧倒的なブランド力は、やはり人を集めるという証明。
これから、どういう客足になっていくのか?
皆さん、どう思いますか?
ロフトを通過し、さらに南へ。
最後日の列が途切れても、なにげに客足が
いつもより明らかに多い、この付近。
ちょっと歩くとありますね。
ちなみに、
カッシーナ・イクスシー
と読みます。言わずと知れた、老舗の高級家具ブランドですね。
ここは、さすがにいつものペースな感じでした。
で、南天神の胎動な予感はここ。
昔は、タクシーの運ちゃんに「BIVI福岡にいってください」といっても、
「は?び〜び〜? どこですか?」」
と言われる始末だったこのビルは、
今や「モダン・ファーニチャー」のメッカになっているのです。
昔、天神4丁目にあった、「ACTUS」。
昔、大名にあった、「Bo-Concept」(ちなみに、ボーコンセプトと発音)
九州初登場のリゾートなインテリア「クワイエット・アワーズ」
デザイナーズハウスやハイセンスな建築までやる「マキハウス」
で、中でも一番「使えそうな」家具屋さんが「クラスティーナ」
もう、家具は見た目でしょ?
といわんばかりのかっちょいい品揃えです。
特に、錚々たるデザイナーズチェアなんかを、イタリアで復刻して
できるだけ安く販売しています。
イームズのラウンジチェアが、ちょっとのがんばりで買えそうです。
DESIGNERS
↑このページね。
何度も「南天神の復権!」とか言われてきたけど、
「インテリアの集積」だったり「生活雑貨のメガブランドショップ」だったりは、
流行ではなく、少しでも楽しく暮らそうとする人たちの
定番カテゴリー
だから、今回はじわじわ、南天神エリアが「買い物徘徊エリア」に
なるのかもしれません。
他にも、南天神地区の注目は・・・
スクラップ。
昔のプランニング秀巧社ビルの奥のビルが、
派手にぶっこわされてる。何になるにゃろうか。
で、ビルド。
テナント募集かけてるこのビルは、
正に「BIVI福岡」の真ん前。昔、MINIストップがあったなぁ〜。
先日、先輩が「福岡の街力(まちじから)」が上がるね〜
と言っていたけど、南に広がれば、街の楽しさが広がるということ。
街の楽しさ〜街の力。
ちゃんとコンセプトや目的をもった
プロジェクトはきっと成功するはずです。
そういうちゃんとしたコンセプトメイクを
あなどらないで、ちゃんとやること・・・。
大切ですね。
あなたが、どんな仕事をしていても。
街にかかわってる皆さん。
がんばりましょう。
2007年11月08日
街の胎動。
長崎自動車道、大村湾サービスエリア。
西日本高速道路さんのお仕事とかしてる関係で、
案外、サービスエリアとかパーキングエリアとかに
敏感になってる(笑)ところだが、
やっぱし、大村湾パーキングエリアの眺めはヤバいと思う。
遅れて来た秋。
秋晴れという言葉を忘れないでくれ!と
言わんばかりのこの青い空。
そして群青の海。
出張の途中で、心洗われる最高の場所やね。
長崎自動車道に乗り入れるもの、必ず立ち寄るべし。
そんな、心洗われるのもつかのま、
長崎から遅く戻って、オフィスで雑務。
面白そうなネタが沢山ありつつも、
面白くなるまでが大変なのが、この仕事の醍醐味か?
考えることの量と
考えるための時間のバランスがとれていない。
とはいえ、
西鉄の終電は逃すまいと駅へと走った。
はじまっとります。
ロフト オープニングのプロモーションが。
小気味いいですね。
いわゆる、
西鉄天神駅ステーションジャック
というパッケージです。
前も取り上げた「ロフト」。
大学1年の時に、渋谷ロフトに行った時の感激から
早くも20年。
たぶん、あの感動は味わえないだろうけど、
今興味があるのは、福岡への登場感。
福岡は、東京資本のお店やビルなんかが
案外苦戦したりしている。
なんでだろう?
東京の人や当事者にすれば、
「福岡人のセンスがついていけないんでしょ?」
ということになるかもしれないけど、
ビジネスのリアルは、その街にある。
センスが悪い、わからないお前らが悪い!と
言っていても、その店に客は来ず、潰れる。
街にあったプロモーション。
街の人にあったプロモーション。
定番でありながら、若干の微変を加える味付け。
案外、これをやらないで参入してきて、あせっちゃうというパターンは
多いように思う。
そのソリューションをどれだけやれるかを、
真剣にやってみようと思ったりする。
けど、今回のロフトは、そういうのとは
また違うんやろうか。
圧倒的なブランド。
また、天神南が熱くなってきてると思いませんか?
ライフスタイル系で。
そういう胎動を感じつつ、
天神南ネタは、また後日。
天神南ネタは、かなり熱いです。
お楽しみに。
今日は、レポート的ね。
ちなみに、冒頭の長崎出張の目的の一つは、
某テレビ局さん主催の、大ゴルフコンペ。
今回も、大がつく諸先輩方とラウンドです。
先輩は、微妙なパットを次々と外しておられました。
決定的なパットを外して一言。
「今日はアブナいよ。パットが排卵日よ〜。」
最高。
2007年11月03日
自らの価値。自分では決められないもの。
ちょいと、今夜は冷えますね。
ま、11月やしね。
こんにちは。近頃ブログが滞り気味なクロマニヨンです。
仕事で、考えたり省みたりするシーンが多く、
ブログを書くという、大いなる内省作業をする気に
なれない状態でした。
ま、けど、やっぱり、前向きに自分を「アゲて」行くのが
最高の対処方法だと実感しとります。
皆さん、お元気ですか?
で、先日。
電話を変えました。
モトローラM702iS
確か今年の1月くらいに販売された
モトローラの世界戦略モデル
「MOTORAZER(モトレイザー)」の日本版です。
突然切れたりする。電池が持たない。
充電に専用アダプタがいる。
などなど周りは、不評の渦でした。
やめた方がいいですよと・・・。
しかし、
やっぱしこのデザインは、たまらん。
M の文字がたまらん。
この内部のあしらいがたまらん・・・。
「たまらん」「たまらん」
これ、なんなんやろうね、と。
この位のデザインや、もっとがんばってるデザインの携帯もある。
NとかPとか、性能やインターフェイスは格段に上だ。
けど、あえて僕の選択がここにくるのは何か?
「ブランド」?
ブランドや、
ブランディングについては、
ちゃんとした本が、しこたま出てるからここで色々書きません。
けど、同じデザインでも、モトローラだとかっこいい・・・
とか、
車だと、このデザインいい!
アルファロメオだったら買うのに!
とか、
人間だと、
同じことしてるのに、
「あの人がやると、かっこよく見えるっちゃんね〜」
というのも同じなのかもしれない。
こういう違いって、どうやって出来ていくんだろう・・・
その疑問は、もう10数年持ち続けていて、
さすがに、感覚的にはわかる。
そう、
その「メーカー」や
その「人」が、
「何」を、「どういう風に」やってきたか?の蓄積が
「ブランド」イメージっていうことでしょう。
3年くらい前の本ですが、
そのまんまの本です。
伊勢丹のバイヤーから、バーニーズのバイヤーをやり、
キタムラの役員をして、今は福助の社長さんの藤巻さん。
まっすぐすぎて、こっ恥ずかしい位の題と表紙ですが、
沢山、いいこと書いてあります。
「野心を持って、いつも挑戦している人」
文にすると、ふ〜ん・・ですが、回り見ても
凄い人は、沢山いろんなことしてきてますよね。
自分は、どうなのか?
先日、その一端をためされるような場に呼んでいただきました。
熊本のメディア会社「ニューコ・ワン」社が
熊本の有志を集めて定期的に開催されている
「ANIKI塾」というイベント。
今回は、そのパネラーとして招待をうけました。
僕が大ファンの「村井社長」(前もブログに書きました)の会社です。
御題は、メディアのこととか、仕事のこと。
これを、村井社長と、一緒に呼ばれた後山編集長と語るというもの。
会場は、ニューコ・ワン社が経営する「イタリア居酒屋」
オステリア・モリコーネにて、
なんと半屋外ステージ。
しかも、席は満杯です。
村井社長が、仕事の専門的な話や業界の現状にはじまり、
どうしてこの仕事についたのか?とか、ざっくばらんにエスコート。
う〜ん。人間的にも知識的にも幅が違うなと。
赤ワインにまみれつつも、会は進行。
後山編集長は、さすがに旨い!
面白いエピソード持ち過ぎな上に、
さらに面白く話す。うまいな〜。
今回、思ったこと。
言葉にすること。
しかも、皆が興味を持つような話をすることは
やっぱし仕事の実経験がないとできないし、難しい。
やはり、ウケる話は、過去のしゃれにならない
実体験修羅場ものだ。
しかも、話すということで
自分の弱点やあいまいに誤魔化しているところが
如実に実感できてしまった。
そして、
自分をブランドにするには、まだまだ相当の努力がいるぞと。
すべては、一緒に仕事したりかかわる人々が、
僕の価値を決めていく。怖いけど、これはリアルな日常。
この会の準備を、だいぶ前からしてくれていた、
ニューコ・ワンの野田嬢。おつかれさんでした。
笑顔が素敵です。
で、もう一人は司会の近代経営:大久保さん。
え・・笑顔が素敵です・・・・。
刺激になるですね。
2部は懇親会。案外、熊本でがんばっている方々が沢山。
こういう志を引っ張る、Yさんがた!
また、ヒラタに連れてってください。食い放題。
メディア界の、モトローラとかアルファロメオになれるやろうか?
あ、いや? すぐ壊れる、とかじゃなくて。
あなたが、ブランドになれることや
なれる瞬間ってどんな時ですか?