2013年07月

2013年07月15日

地方都市の価値観


去る、7月1日。
僕が編集長をやってます、
BOND Vol.07 を、無事刊行しました。

BOND7表紙




























facebook:BONDmag

ありがとうございます。

大反響です。

反響が嬉しいのは、もちろん読者の方々からの
感想やら、嘲笑(笑)やら、お褒めの言葉やらもですが、

さらに嬉しいのは、
掲載した記事先の皆さんからの反響ですね!
ありがとうございます。

BONDも足掛け2年。
7冊作って来ましたが、今回の号のテーマにした

「価値観」

という言葉は、テーマにするには大きすぎる言葉でもありました。


このBONDを出すちょっと前。

博多織を世界に本気で売り込もうと
日々奔走する、岡野社長が
僕とブルックリンパーラーで、
ココナッツカフェ(うまし!)をすすりながら、
こんな話をされたのでした。

小柳くん。
その街の価値観を表す一文字として

京都には 「雅(みやび)」

があり、

東京には「粋(いき)」

があるったい。

この一文字に、それぞれの街の
衣食住の価値観が凝縮されとるんよね。

じゃぁ、博多はなんね?
      ”  


・・・確かに。
仮にも、広告マンの僕は何か言わねばと
頭をぐるぐるさせたが、これが浮かばない。

すると、岡野社長が、

「艶」っていう候補も考えたんだけどね。
かなり良い線ではないかって思うけど、
やはり、ちょっと男性目線なのか・・・。
しかも、「艶やね〜」とか「艶つけと〜」は
完全に方言だしな〜(笑)・・・などと話したのでした。


この会話は、すごく心に残りました。

なぜなら、
福岡で働き、
福岡で飯を食い、
福岡の人と
福岡の街で遊んでいる我々が創る
フリーペーパーというメディアの端くれも、
たぶん、そんな「価値観」に、
知らず知らずのうちに、フォーカスを勝手に
定めて創り出してるのかもな〜
って思ったのです。

もちろん、京都や東京のビジネスマンやメディアが
皆、雅だったり、粋だったりにまみれて、
モノ作りしてるなんて思っていません。

けど、確実に
「福岡でウケてる」という表現
があるように、
この街で、受け入れられたり、指示されやすい何か?

というのがあるのは、間違いないなと
近頃、確信するのです。


「シチズン・プライド」

という言葉が以前、ちょっと流行しましたが、
こういう、平たく言えば「地元愛」的なものを
想像します。

今月は、沖縄や名古屋に出張してましたが、
出張先では、なるべくその街の濃い方に
会わせてもらいます(笑)。
そうすると、すごくこの「シチズン・プライド」の
バランスが分かるのです。

このCMを見てください。
このCMは、うちのクリエイター上野が作った
「沖縄ファミリーマート」さんのCMで、
地元の広告賞を総ナメにした作品です。






あ〜・・・
いいな〜って感じしますよね。

沖縄は家族=ファミリーマート

です。

このCMは、沖縄の方々に「ウケて」いて、
サイトでは、踊りの教則動画まで出現してます:笑。


そうです
これは、沖縄の例ですが、
東京や大阪ではない街=地方都市で、
今後いかに、モノやコトをコミュニケーションして行くか?

ソーシャルメディアが爆発し、
情報伝達速度に差がなくなりながらも
眼前としてある物理的な「地方都市」。
その「地方都市」の現場でのコミュニケーションの秘策を、
本気で整理し、まとめられれば、
かなり貢献できるのではと思うのです。

LINEさんが、キャナルシティさんの横に
ビルをたてる!
という記事を、
かな〜り多くの方が、SNSで上げてらっしゃいました。
皆、うれしい気がしてるはずです。
広島や、札幌ではない福岡なんです。

間違いなく、熱い福岡。

外部からの視線が熱いってことです。

だから、我々は、その視線にこたえるべく、
福岡をもっと刺激的に仕掛けていかねばなりませんね。

色々、福岡以外の人と話すと、
福岡の我々以上に、福岡でのチャンスを
きちんと見極めている方が多い事に、
かなりビビリます。

チャンスを取り合う相手は、
日本中の、あ、いや世界中の猛者たち。


「艶」つけて、また盛り上がらないかんね!







cromagnon69 at 00:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)地方からのブランディング | くだらねぇこと

2013年07月05日

司会をする人へ(笑)〜モデレーター篇その2


おつかれさまです!

さあ、後編をいきましょう!

1 VS 複数人

のインタビューイベントでの司会、
いわゆるモデレーターをやる時に、
僕が気をつけている事・・・の、後編です。


前回、こうしたモデレーターをやる時の僕の狙いは、

「気持ちよく混乱させる」

 と書きましたが、この「気持ちよく」
を引き出すために何をしているのか?


まず「気持ちよく」聴いてもらうための

最大の敵は「モヤモヤ」です。

多くの観衆の方々は、
確かに皆さん、ちゃんと聴いてくださっていますが、
観客はちょっとしたことで
モヤモヤしてしまいます。

場面を「1VS 複数」のパネルディスカッションのシーンだと、
まず、観衆の最大のモヤモヤポイントは、

この人、誰(何してる人)だっけ?モヤモヤ

です。
パネルディスカッションは、冒頭に必ず
紹介&自己紹介の時間をもうけたりしますが、
パネラーが4人もいたりすると、
頭のいい皆さんは特殊として(笑)、案外途中で
わかんなくなるものです。

例えば、メディアのセッションで、

「近頃のソーシャルメディアは、
 マスメディアと住み分けしていると思う」

という発言をした人がいたとすると、
この人が、どの立場の人か??
で、流れは大きく変わります。

この時に「モヤモヤ」する人をできるだけ少なくするため、
まず、ビジュアルで人を刷り込みましょう。


先日のアドテック九州では、
一人一人のご紹介を、一枚づつのスライドでした後、
最後に再び、このスライドを出しました。

「今日は、こういうメンバーでこういう並びで
 進めていきますね。」

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幸い、有名な会社の有名な方が多かったのと、
それだけに「ロゴ」が分かりやすいのはよかったです。

あと、顔写真が全員に配られたパンフレットに
掲載されていたので、それと同じ写真を、あらためて
ここで映し出しました。

so01












このスライドの前に、この4名揃われると、
かなり旧知のような気がしてきませんか(笑)?


さらに「この人誰だっけモヤモヤ」の対策その△蓮

発言を求める時に、
名前と前置きを必ず付ける。


これ、どういうことかというと、
今回の「アドテック九州」の時も、
僕は、必ずやってました。


「では、最初に、ツイッターの味澤さん。味澤さんが所属されているツイッターは、ソーシャルメディアの草わけとも言えるプラットフォームと言えると思いますが、実際この数字をどう見られていますか?」

と聞いたり、

「グランドデザインの小川さんは、逆に、こうしたプラットフォームを組み合わせて、コミュニケーションのご提案をする立場でいらっしゃいますが、こうした現状をどう見られていますか?」

という前置きを付けて質問していました(味澤さん、小川さんすんません:笑)。


こうするだけでも、
最初から集中できていなかった観衆の方々も、
そういう人だったね。。。て単発ででも認識できますし、
「脱落」せずに、いつでもセッションに合流できるのではと思います。

全体の前半部分で、徹底的にこの方式で質問していれば、
かなり皆さん、わかっていただけます。
こうすることで、後半慣れてきた所での
「パネラー同士の意見の応酬」が
面白く見れたりしますね。

結局、

「何を言うかより、
 誰が言うか」



が、こうしたトークイベントのすべてなので、
常に「どういう人が言ってる」ということを、
わかってもらい続けながら進めることに
最も注力すべきことではないかと思います。



で、次の課題はこれ。

で、今何がテーマなの?モヤモヤ

セッションの面白い所は、
ちょっとした脱線です。
ここだけの話・・・というリアルなエピソードなんかは、
醍醐味ですよね。

しかし、それが過ぎると、
一体何の話題からそうなったのか??

がわからないと、
また、皆、モヤモヤしてきます。

なので、今の話題をスライドに出すのは、
絶対に有効だと思います。

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こういうのが、前に出ていれば、
「近頃、テレビの見られ方が変わっている」

という話になっても、基本的に発言の帰結点が、
前に明示されていれば、案外安心して話を
聴けると思います。


今回は、こんなスライドとか出して、

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議論が盛り上がったのを覚えています。

授業も、トークイベントも、
見ている人がちょっとしたことで
「モヤモヤ」してしまうと興味が急激に離れて行きます。

これを食い止めるために、
観客の様子も伺いつつ進めることが肝心だと思うのです。

なので、モデレーターは進めるばかりではなく、

勝手に途中で
議論の踊り場をつくる。


ことは、絶対必要だと思います。


「LINEの井澤さんは、**の状況は、**ではないか?と言われました。これは、非常に興味深いと思いますが、皆さんはどうお考えですか?」

もちろん、客席に発言させるためではありません。
色々意見が出た中でも、まとめとなる意見を再度皆さんに
お話しする事で、頭を整理してもらう。
そして、

「私、個人的には**とも考えられるのでは?と思うのですが、ツイッターの味澤さんはこの辺り、どうお考えですか?」

と、僕は、観客の多くが抱くであろう意見を代表して
個人の意見として言葉にして、そして次のパネラーの意見を聞く。

という流れを創ります。


結局パネルディスカッションでは
結論は出ないですし、
狙うは、
観客の皆様に、
その時間の「気持ちいい混乱」
=「自分と違う観点の意見」
に、いかに多くであってもらうか?

ということです。

会議でも、授業でも、セミナーでも、
結局は同じかもしれませんが、
司会する人は、常に観客が「モヤモヤしない」に
全力を傾けましょう!



あ〜ら、また長くなりましたが、
ひとまず「司会する人へ(笑)」は
終わりにしましょう。

テクニック的なこと・・・
俗なことや、興味本位的な話から
本題に入るとか、自己分析すると、
まだあと何回も書けそうな気がします。

それは、いつか
「僕のプレゼン(笑)」というブログで
書きたいと思います!


長文読んでいただいて
ありがとうございました!


<PS>
という僕が、モデレーターをするイベントがあります。

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7月21日の日曜日!
独身男女3名ずつを相手に恋愛の本音を引き出し
皆で、絶望し、反発し、憤慨し、そして納得するイベント!
「福岡:恋愛結婚の最新潮流」
ぜひ見に来てください!ビキニも女性も沢山いるそうです。笑

詳しくは・・・
























cromagnon69 at 00:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)プレゼン/司会のノウハウ | お仕事の記憶

2013年07月01日

司会をする人へ(笑)〜モデレーター篇その1


今日の福岡の空は青かったっすね〜。
デニムのいい感じのショーツを探してるんですが
AGのデニムショーツは4万近くもして、
なんかぶった切ってあるジーンズに
4万はなぁ〜と思ってしまう、クロマニヨンです。

さて、そんな夏を前に、またイベントなんかも
色々伊決定してくる感じですが、
今回は、6月12日13日のブログに書いた

「司会をやる方へ」シリーズです。

前回は、自分が足掛け3年やってきた「ヂカギキ」
ベースに、トークイベントにおける

自分 VS 1名

というパターンにおける、僕のノウハウ
(って程、立派なもんじゃないか?笑)を
書きました。

今回は、

自分 VS 複数人

っていうパターンです。


いわゆる、パネルディスカッション的なヤツですね。

昔、皆さんの中にも、学級委員とかやらされると
ホームルームの時間に司会をしなくてはいけない・・。
ということもあったと思います。
しかし、ここで書くのは、それとも違います。

ここでは、聴衆が見ている・・・という前提で、
いかに、わかりやすく、いかに面白くするか?

ということに、主眼があります。

学級委員のそれは、いわゆる
ファシリテーターと言われる方。
つまり、皆の意見を、皆が納得する形で
一つの結論的なものを導き出す方のことですね。


ここでは、いわゆる「モデレーター」をやるときの
僕なりの、ノウハウ(って程のものでは・・・)を
書きたいと思います。



今年、僕はここまで3本の
モデレーターをやりました。

一つは、福岡市が進める
クリエイティブシティ推進事業のイベント
「CREATORS」

このときのお相手は、
リアルフリートの熊本さんと
嘉穂無線の柳瀬さんでした。
ここでは、お二人がパネラーで、僕が司会。

で、二つ目は、下の写真。
同じく福岡市のクリエイティブ都市に関する
「国際シンポジウム」でした。

SYMPO















このときのお相手は4人。
米国、英国、タイ、日本の4カ国のパネラーと
クリエイティブ産業をテーマを話しました。

このときは、もちろん同時通訳さんが入るものでした。


で、一番最近は、先日の「アドテック九州」。
お相手は、錚々たるこの4名。
詳しいリポートはこちら(写真も拝借しました)。

so01












・・・という自慢話はさておいて・・・

ま、これが前のブログで書いたところの、
結起承転結そして結の、最初の結だということで:笑。



ま、皆さんがみんなこうした、モデレーターをやるという
ことはないかもしれませんが、
ここに書くノウハウは、もっと違う場面。。。

つまり、ちょっとした会議で、
複数の代表に意見を聞いていったりする時や、
学校の先生が授業でとか、
もっといえば、子供会の球技大会の打ち上げで
子供達を前に出して皆の前で話を聞くとか、
そういうのにも、な〜んか役立つのではないかと!
(無理矢理:笑)



【そもそもパネルディスカッションって・・・】

皆さんも、その歳(どの歳?)になれば、
一度は、パネルディスカッションを見た事があるでしょう!

今まで見て来たそれらは、
どんな印象だったでしょうか??

普通、イメージ的には、
各ポジションの方々が複数集まって、
一つのテーマについて、意見を出し合う事で
様々な事象を掘り下げて行く!

というイメージがあると思うのですが、
残念ながら、僕は「掘り下げる」のは難しいと思ってます。
一つのテーマを、深く理解するのであれば、
一人の方の深い研究「セミナー」を聞いた方が
絶対に造詣が深くなれると思います。


では、あえて複数人数呼んでディスカッションする!
ということをやることで、僕は、何がおこるべきか?
と思っているかというと、

聞いている人を
気持ちよく混乱させる!


ことだと思っています。

はい。「混乱」するようなトークショーは失敗です。

けど、「気持ちよく」というのがキモです。

聞いている人は、
前に出てる方々の、若干でも、誰かに近いかな?
って思い入れがあります。

今回の「アドテック九州」の僕のセッションには、
「twitter」の味澤さんと
「LINE」の井澤さんが揃うという状況でした。
参加者には、両方使っている人や、片方は使ってる人や
やってないけど、仕事には関係ある・・という人等がいたでしょう。

その人達の前で、二人が発する意見や考えには、
自分のスタンスや経験の中から、
潜在的に、考えを誰かに、投影しながら聞く・・・
というのが、複数ディスカッションの大きな特徴
です。

考えを投影していない方が、
自分の想像や想定を越える発言をすると、
「おお〜!そうなん!」
という「気持ちいい混乱」
がおこる。

そういう局面がいっぱいのセッションができれば、
モデレーターは大成功だという風に考えています。


すいません。
もっと、アカデミックなこうしたセッションでは、
こんな軽い気持ちでやってない!
エンターテインメント過ぎる!
とお怒りのモデレーターさんもいらっしゃるかも
しれませんが、僕は悪しからず、
こういう狙いでやっております!


早くも長くなったので、
今回は、この辺りで。

次回は、

「気持ちよく混乱させる」
ための、具体的に僕が気をつけていること。
やっていること。



を、書き進めます!


お楽しみに!


・・・・・って、
こんなノウハウを、誰が必要としているのか、
やっぱり、自信がありません:笑










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