2008年02月17日

インスパイア。


僕の故郷である、
福岡県大牟田市三池という街。
(昔、お姫様をさらった大蛇を、地元の沢ガニが
 両のハサミで大蛇を三つに斬って退治。その
 切られた大蛇が三つの池になったことから、
 三池になった・・という伝説あり。
 三池山には、この三つの池が今もある!!
 炭坑節の三池炭坑からは5キロほど離れている)

その街では、高校3年生までの18年間いた。


特に地方都市の田舎にいると、
その時期における同級生の離散具合は、激しい。
即働く。
遠くの大学に行く。
近くの大学に行く。
大学は行かないが街はでる。
家を継ぐ修行に出る。
なにもしない・・・など。

卒業式のあとから、本当に皆散って行くまでの
二週間ほど。
なれない酒を飲んだりして、
将来の不安とか期待とかと闘う。

正に、尾崎豊の詩的な時間。
 
 
その頃の自分を思い出すような体験をしました。
 
yoshihara.jpg


この方は、
大村ファッションデザイン専門学校」の
吉原校長先生。

ちょっと前から、色々なお話をするようになり
仲良くさせていただいております。
 
その吉原先生に、

「ちょっと、生徒にメディアとか、そういう方面のお話を
 してもらえない?普段聞けないお話を!」

と振ってもらったのがきっかけで、
お話をする場をいただきました。
 

久々に「学校」という所に踏み入ったので、
すごく新鮮。
会う生徒さんが全員、笑顔で挨拶するのに心洗われ、
ファッションの学校なので、ものすごいセンス炸裂の
若者たちがあふれている。

そして教室へ。
 
お相手は、ファッションビジネス科の生徒さん方、
約30名ほど。
 
ohmura.jpg
 
写真上、偉そうかつ、説教してるっぽく見えますが、
内容は、
 

例によって、身の上ばなし。



けど、その実体験が最も彼に響いたみたいで、
自分の予想の10倍くらいの反応をしてくれて、うれしくてしょうがなかった。
今、アイディアが出なくて悩んでいることを
「課題」と称して彼らにふると、
会社のアイディア会議では、絶対でない言葉が返ってきて、
俺が、昂揚するシーンも(笑)。

 
今回、思ったこと。

ごめんなさい。

僕ら、バブル時代に学生をしてたモンにしてみると、
「専門学校」って聞くと、どうしても少し「お気楽」的なイメージが
あったのです。
努力しない、みたいな。
けど、今回生徒さんに色々話してみて、
その真剣さにに圧倒されました。
 
半分くらいの生徒が寝ても、怒るまい・・・
とか、最初に心に決めたりしたのは、全くの杞憂でした。
 
素直に、吉原校長にこのことを詫びると、

「彼らは、2年でビジネスの現場に放り出される
 緊迫感があるんです。しかももう時間がない。」
 
という答え。
なるほど。
大学皆入学時代に、あえて好きな道を選んで
ファッションの道で大成しようと夢見る学生さんたち。
素直でまっすぐな姿勢に、襟を正したくなる衝動にかられました。
 
 
そして、週末。
彼らの集大成をみてあげてください・・
と、吉原校長先生からお電話をいただく。
 
 
entranceboad.jpg

 
スカラエスパシオで開催されたショー。
 
show.jpg
 
さすが歴史と実績のある学校の「ファイナルコンテスト」
デザイナーはもちろん学生さん。
演出もそう。
下手な、ブランドが開催するショーより、
構成も演出も、完璧でした。
 
それを見守る、大人と、そして高校生達。
本当に真剣に見入る、高校生達。

これです。
この高校生の姿です。

彼らが、生まれて初めてさらされているであろう、
「人生を自分で動かさねばならない緊張感」

目の前では、ショーの成功を喜び
歓喜の涙にむせぶ、専門学校生たち。
 
 
 
不安?
焦り?
嫉妬?
爽快感?
 
普通のビジネス現場では味わえない空気。
胸が苦しくなる思い。
「偉そうに停滞してんじゃねぇよ」

だれかにそういわれてるような気がしました。
 

こういう若者を毎年受け入れ、輩出する学校という事業。
 
少子化で、ビジネス的に正念場っぽい側面は
確かにあるし、このショーもそのマーケティングの一端を
担っているんだろうけど、
そんな薄っぺらい分析じゃ、説明できない感動の空気。 


 
帰り際。
吉原先生にご招待のお礼を言ったら、氏曰く。


「これだから、教育はやめられないです」


 
 
 
 
会場を出て考えた。
「若者っていいなぁ〜」

え?
俺、今なんて言った?
「若者ていいなぁ〜?」だぁ?

ダメでしょ、俺。
 
 
あいつらに、
大人っていいなぁ〜って言わせなきゃダメでしょ。

彼らの20歳も年上なんだし。


 
 


・・・合掌。 
 


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cromagnon69 at 11:55│Comments(6)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by Y   2008年02月18日 09:46

いつもの身の上話!楽しいっすよ。
人生の目標をもっている若者は強いですよね。自分も何気なく何の目標もなく就職率だけを考え経済系の学部を受験したような・・。
クロマニさんの生き方は、見本になるかは?分かりませんが、他にはマネが出来ないエネルギーを感じさせてくれますよ。
2. Posted by クロマニヨン   2008年02月18日 10:04

>>Yさん
僕も流れで大学ですよ。
学歴で勝負できる範囲は、
ある程度という現実。
こういう、自分勝負型の若者は
強いなと思いました。
で、僕の行き方は
見本にはならんです・・・。泣笑
3. Posted by エドワード・ノートミン   2008年02月20日 13:51

僕も某ふぐ大学の経済学部卒です。特にやりたいこともなく、学費だけ考えて進みました。。
いま考えても、甘かった。
自分勝負型を若くして行うひとたちのエネルギーを羨ましく思います。
でも、まだ遅くないっ!
ですよね。
4. Posted by ロビンマスク   2008年02月20日 16:55

学生さんとのも、いい出会いのひとつですね。
若いってほんと素敵ですね。
キラキラしてますもの。
5. Posted by 陶子   2008年02月23日 15:02

強いですよね、自分でなきゃ出来ない!って思えることが
あることって。
やりたいことを見つけると言って行った大学…
4年間は無意味ではなかったけれど、
自分自身に残せたものがなかったなぁ。
6. Posted by クロマニヨン   2008年02月24日 21:28

>>ロビンマスクさん
ん?
ロビン〜さんも、キラキラしているのでは?
 
がんばって、キラキラし続けましょう。
>陶子さん
同じです。
自分の大学4年間は、
有意義だったけど、
何も残せていない。
けおd、それは本人の問題意識の
レベルで決まりますよね。
まだ、甘かったなぁ〜

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