2009年12月06日

「これでいいや」のブランディング



一気に寒くなっとりますが、
体調は大丈夫でしょうか?

そして、タイガーウッズは
大丈夫でしょうか?

おつかれさまです。コヤナギです。



さて、
近頃よく見かける激安理髪店。

10分1000円

とかって奴。

bup





















僕の家に近い、高宮駅前にもある。
これが、いっつも混んでいる。


これを見て、僕はいつも髪を切ってもらっている
おなじみ、SOLERA by SHAMPOO BOY の
SHOJIさんと話をした。

福岡:大名のおしゃれな美容室のスタイリストさんは、
安くてもカットで3000〜5000円とかはしたりする。

それを知ってたので、

「10分1000円の美容師さんって厳しいっすよね〜

と言うと、SHOJIさん、

「いやいや、そうですか〜?」

と謎掛けな感じ。

今、10分1000円美容室はすごく混んでいて
2時間に10名切ったりしている。
その美容師は1時間/5000円上がる。

かたや、かっこいい美容室の
カット3000円の美容師さんで、
2時間に3名しかお客が来なかったら、
結果的に、客単価で負けたりする。

ま、求めるものは違うだろうけど、
ビジネスとして考えれば、どうだろう。

10分1000円美容室は、
ほとんどの人が「髪切り」だけが目標だから、
高価なインテリアや
珍しい液剤も仕入れなくていい・・・

となれば、商売の効率はさらににいいはずだと。


これを聞いて、今の世の中の
経済活動の動きみたいなものを感じる。

この10分1000円のような美容室の仕組み。
美容ディーラーのK君に言わせると、これは、

「実用価値」

だという。
実用性を追求するかわりに、コストは
極限まで安価にするという消費者の流れ。


それに対して、髪を切る・・・ということ以外に、
「その店に行く満足感(ブランド感)」とか
「その人に切ってもらう満足感」とか。
そのために、10倍くらいの金額を払う。

それを、

「生活価値」

だという。


さらにK氏は続ける。

「生活価値」って、言い換えれば程度の幅はあるけど
「ぜいたく」であり、「心の豊かさ」につながるもの。

それが、不況で自由になるお金が少なくなる
(気がしてくる)と

「ま、これでいいか」

となってくる。

自分のこだわりや、ちょっとした「ぜいたく」で
得る心の豊かさを、次々に我慢しだす。

つまり、

生活価値=これがいい!

から、

実用価値=これでいいや・・・

へのシフトが雪崩のようにおこっていると。

なるほど・・・



我々、広告マンは、ほとんどの場合、

これ「が」いい!

・・・になるための施策を提案してきた。
なぜなら、単価が高く収益率もいいからだ。


しかし、こうした議論をまたずとも
日常業務の中には、

これ「で」いい!
の中で、どう選ばれるか?


の戦いを知らず知らずの
ウチに始めているカテゴリーのなんと多いことか。


これでいい・・・
この選択は、生活者も心の底では
寂しく、みじめな妥協的な
気持ちなのは間違いない・・・。


しかし!!!


今「これでいい」の選択が
大きな流れとなって、その「みじめさ」が
なくなっている分野がある。

「ファストファッション」と言われる分野。
主力商品を安価に高速に開店させる店。
その分野は、その戦陣を切る、ユニクロ(日本)
にはじまり
H&M(スウェーデン)、ZARA(スペイン)、
フォーエバー21(アメリカNY)、GAP(アメリカ)、
TOPSHOP(イギリス)などだ。

これらは、いままでのファッションより安い。
けど、実用にはことたりるし、それ以上の機能もある。
(ユニクロのヒートテックとか)
しかも、

マスコミが話題にしてくれるから、
みじめな気分にならない!



ここでは、デフレスパイラル方面の話しではなく
広告業界としての責務と言う「狭い見地」で
話しをさせてもらえば、正に、

「これでいいや」のブランディング

ですよ。
つまり、

妥協している自分を、
妥協している気持ちに
させないような見せ方


ってなんだろうと。
単に、安くていいものでは、そうなれんでしょ。

今日は、とりあえずここまでで。
 
我々、地方におけるマーケティング従事者は
特に重要な気がします。 
そのうち、もっと具体的にこの話しはさせてください!





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cromagnon69 at 17:54│Comments(2)TrackBack(0)マーケティング | 地方からのブランディング

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この記事へのコメント

1. Posted by MT   2009年12月07日 05:04
無印良品の最初のコンセプトは確か、「最上のこれで良いを提供する」だったと思います。
そこで消費者に嘘はつかない表記、装飾を取り除いたシンプルなデザイン、当時は安めの価格設定が取り柄だったわけですが、いつのまにか無印が良いやな人が増えましたね。

無印の人気爆発も不景気な90年代でしたし、不景気な時期にはこのコンセプトが当たるんでしょう。
で景気が良くなっても、基幹となるコンセプトがブレないから「これが良い」に消費者側が変わる。

そう考えると、無印のブランディングってすんげー成功事例の一つなんですよねー。

何も考えずに当たってるものは無いと。
2. Posted by クロマニヨン・コヤナギ   2009年12月07日 09:26

>MTさん

お疲れ様です。

そうですよね。無印良品ですよ。

僕はバブル真っ盛りの時に
出来たばかりの無印で感動した。
シンプルで安い。

その時は、浮かれた時代だったので、
逆に新鮮で、これでいいが、
これがいいってなってた気がするです。

こういうの掘るとおもろいかも。


「これでいい」のブランディングです。



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