2010年07月10日
「ヂカギキ vol.06」侍:安藤さんは覚悟の人でした。
「ヂカギキ vol.06」無事終了しました!
びっくりする来場者の勢いで
本当に始まる前から、興奮しました。
ありがとうございました!
2010年7月9日(金)。
「地域の逸品を世界に売り出す」をテーマに
安藤竜二さんに、
「ヂカギキ」に登場してもらいました。
急遽、椅子を15脚ほど入れ込む人気ぶりで、
会場は今回もパンパンでした。
主催者である、アジアンビートさんが、
セレクトショップ「MINORITY REV」さんと組んで、
雨の日の自転車通勤を日本一オシャレにするという
レインコートのコラボ開発とイベントのお知らせの後、
ついに安藤さん登場です。
ほら! ポスターそのまま(笑)!
(当たり前)
今回は、安藤さんがリアルにやっている
地域ブランディングの一つの方法である
「サムライ日本プロジェクト」
を基本にしながら、
地域ブランディングに
話しの軸をしぼりまくって
「本気のノウハウ」を、たくさん
「ヂカギキ」させてもらったのでした。
話しの全貌は、即編集が始まっているであろう
「マタギキ」
にゆずるとして、
司会として聞いていて、一番心に
ブッ刺さったのは、次の2つの内容でした。
地域ブランディングにおいて・・・
◆ローカルなデメリットが一番使える!
安藤さんに相談に来られた地元の納豆メーカーさんが
「うちなんか、多分日本一小さな納豆メーカーで・・・」
という言葉を聞いて、
「家康のお膝元に、日本一小さな納豆メーカーが
数百年前から密かに存在・存続していた!」
をトピックスにして成功した事や、
超老舗の「かりんとう」メーカーさんは
OEM中心で、お店はなく、家が工場という状況。
けど、作る「かりんとう」は死ぬ程旨い。
だったら!と、
工場(家?)の前で、数時間だけ
「できたての、かりんとうを限定量り売り」
という展開で、爆発的に話題になって、
OEMメーカーから、一気に数百年の歴史で
初めて自社ブランドを持つに至った話しなど・・・
マイナスな点を、プラスに見出すのは
何ににおいても、絶対ですね。
◆地域ブランディングと言うなら、
もっと地域に興味と、本気で付き合う気持ちを!
よく「異業種交流会」や「地域ブランドなんちゃら(笑)」に
行くと、皆、ブランドが必要と言うと。
そして、
「いや〜、一緒に「何か」やりましょうよ〜!」
といいながら、何も始まらないのが99%で、
「飲み」と「ゴルフ」は行くけど、
きついことは進まない。進めたがらない。
本気で思っている人が少ないのが現実だと!
現に、地元に老舗のお店があっても、そういう人ですら
結局、買物は、大規模ショッピングセンターで
買っていると。
それが現代だし、否定できない中でも、
もっと地元に感心と興味と想いを持てば
見え方は、全然違ってくると。
そして、
想いで、束ねられれば
すごく面白い事がおこると。
福岡でも、もっと、
老舗の異業種のコラボをたくさん
アイディアとして提案するのは、
僕ら広告マンとして、すごく、新しく面白いと
頭に電気がたくさん走りました(笑)。
実例の洪水は、
かなり「アガり」ました。
自分も出来る気になりますもんね〜。
今回やってみて、この方は「人」を大切に
「人」の思いを繋いで来た人だと
強く感じました。
地域ブランディングをやるということ。
そうすると、
必然的に、信頼する人が信頼する人を
「紹介」していくという連鎖で広がって行くと。
ということは逆に、
いいかげんなことをすると、
信頼して紹介してくれた人と
紹介された人の二人の顔を潰す。
つまり・・・・
地域ブランディングっていうのは、
いいかげんなことをしたら
この街に住めなくなる!
という覚悟でやらなくちゃいけない。
鬼気迫りました。
かっちょいい。
覚悟があるから、この笑顔ができるんでしょうね〜
サムライ安藤さんとの「アフター」は、
巨大福岡ブランド「一蘭」で締めました:笑
次回の「ヂカギキ」も
お楽しみに!!!