2011年03月17日

救援隊である友人達が、現場で見たことを。


「自粛」「不謹慎」「今はひとまず」という雰囲気の中、
来週の24日(木)に迫った、

「ヂカギキ vol.08  小森陽一氏」
 〜映画「海猿」の原作者に聞く!〜

を開催すべきかどうか悩み、
思いきって市内にある、小森さんのお自宅まで
御相談に行った。(小森さんは南区在住!)


いつも通り、柔らかく真摯な笑顔で
御迎えいただいたのだが、
ひとしきり雑談のあと、
小森さんの顔に神妙な面持ちを感じた瞬間、
こう言われた。


「海猿」「252」「トッキュー!!」「我が名は海師」
それら作品で、とことん取材をさせてもらった、
海上保安庁の潜水士や
「トッキュー」と言われる「特殊救護隊」の精鋭たち、
難破船を引き上げる「サルベージ船」に乗る人たち・・・

彼らは全員、
東日本大震災の現場に行っているんです。


これがどういうことか、わかりますか?





取材当初は、邪魔者扱いされつつも、
真摯な取材の中で、酒を酌み交わす場にまで
呼んでくれ、その後もお付き合いがある方ばかりだと。

そんな、仲良くなってくれた人たちが皆、

「探索・救援」の現場で、「本当に」命を張っていると。



・・・・・・・・この日、予定の倍の
3時間くらい、お話をしていただいた。


その人たちから、
小森さんの携帯にきた、
リアルすぎる言葉の数々を読ませて
いただいた。


レスキュー隊の中にも
当然被災者がいると。


宮城出身で、両親が津波の被害で
行方不明になっているのに、
違う場所で、他人の捜索救護をひたすら
行っている隊員
の話。


サルベージ船のチームとして救援に参加し、
海に漂う、多くの変わり果てた御遺体を
ひたすら引き上げていく、現実の精神状態。

大火災や、猛烈に危険な中にも
必ず出動している、覚悟を決める時の
隊員達の心境の話。


被災地の、本当の、本当の、コトの数々。


そういうお話を聞きながら、
僕は、不謹慎を覚悟で、聞く。


「どうして、そこまでできるのか?」

「どういうきっかけで、そうなれるのか?」

「生と死について、どう感じているのか?」

「我が国に36名しかいないという
 超精鋭のレスキューチーム「特殊救護隊」の
 メンバーの考えや想いや、
 その隊長は、どんなリーダーシップで
 彼らをまとめているのか?」



いかに人が死ぬかではなく、
いかに、人は生かされ、生きようとするのか?
にこだわって、ひたすら書き続けてきた小森さん。


その執念で集められた、
人とのつながりや知られざる現実は、
絶対に、皆さんに伝えるべきだと思った。



そして、小森さんの話を通して、

一番、我々が感じるべきことは、

「平和で、普通に暮らせてる:福岡」

にいる我々が、今本当に、すべきこと。




ある有名マンガ週刊誌の編集長は、
今回の津波で、親族の多くが行方不明になった。

しかし、彼は、現場に行くのではなく

いつも通り出勤し、
いつも通り「マンガ」を出す作業を黙々とこなす。

なぜなら、それが「自分の今の役割」だからだと。



何度も、聞きながら涙ぐみつつ
決心しました。


「ヂカギキ vol.08」

絶対やります。

偶然、震災前に、こうした「救援・救護・警察」の
プロフェッショナル達を取材しつくした方に
「ヂカギキ」に出てもらうことにしたのは、

こうなった今、

小森さんのお話を皆に伝える機会を作り、
その話を通して、現実をしっかり受け止めて
これからを考える場にすること。


それが、今の僕の役割だと確信しました。


「ヂカギキ」ですが、今日、あと30〜40席ほど、
今から確保できるという確認がとれました。

そして、今予約している方には、
まだ一人もキャンセルされた方がいないという重み。


もし、

もし、24日(木)19:30〜福岡市天神での
お時間が取れるという方。
あと少人数ですが、ぜひ皆さんに来てほしいです!


お申し込みや詳細はこちら。(完全予約登録制です)


または、僕の個人メールをご存じの方はそちらへ!
または、
twitter:@cromagnon1969
facebook:Toshiro Koyanagi
で申請して、DMで、もらってもよかです。


この「ヂカギキ」は「福岡県」の事業です。

なので、義援金箱も会場に設置しますね。





小森さんが、その修羅場にいる
サルベージ船の隊員さんに電話で聞いたそうです。


「我々が、福岡で出来ることはなんですか?」と。

その隊員さんの答え。

それを、是非「ヂカ」に聞きにきてください。

ふるえます。



この90分の時間を、
少しでも前に行こうとする、
小さな力になればと思っています。




少々、入りこんで書いたので、
文章がきつかったら申し訳ありません。





cromagnon69 at 12:01│Comments(6)TrackBack(0)心意気系 | 日常インサイト

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この記事へのコメント

1. Posted by 福レンジュース   2011年03月17日 16:15
ヂカギキ、いつもいきたいと思いつつ、関東なので行けません。特に今回こそはいきたいですが...。もどかしいです。

東北から離れた首都圏の現実は、一部食糧・物資・エネルギー不足、断続的な計画停電や
交通の常態化した混乱があります。

が、被災地の現場はそんな甘えた悩みを一掃する状況が続いています。
天気予報で、風向きを殊更に気にする首都圏の放送局にガックリします。東京程度の線量では話にもならないのに。
確かに、今までの生活で、朝起きて放射線量の確認や、停電の時間に合わせて行動することなどなかったのですが、
被災地、原発サイトで奮闘してる人たちが目と鼻の先にいることを想像してみることもいいんじゃないかな、と自身にも
言い聞かせています。
2. Posted by 福岡市民   2011年03月18日 11:21
はじめまして。時々クロマニョンさんのブログ読ませていただいている福岡在住の者です。
私は数年前の福岡西方沖地震の経験をきっかけに、地震を体感で感じる方々のいくつかのブログを読み続けています。

今回の震災に関しても先月末くらいからずっと不穏な感じがブログに書かれていたので、何か起こるのではないかと心配していたところに、この未曾有の災害でした。
実際、まだ大きな揺れの体感を感じている方々がいるようなので、これ以上の災害がないことを強く祈るばかりです。

体感で予知できるという事を信じる信じないは人それぞれだと思いますが、その中の一人の方のブログに興味深いことを書いてありました。

人の気持ちエネルギーが集まると、自然現象にも影響するパワーを発揮するということを。
一番可能性の高い東海地震がまだ発生していないのは、東海や紀伊半島地震など地域行政、住民が防災意識を継続的に持っていることにも起因するのでは、と。


震災のニュースを見ているとどうしても
暗い気持ちになってしまいますが、西に住む私達ができるのは、東日本を支援しながら、普段通りの生活をしていくことです。
東が混乱している今、西日本が日本の経済を支えて明るいニュースを提供していかなければ、と強く感じます。

長くなりましたが、クロマニョンさんも
ぜひ、国民が元気になる情報をお願いします!!

3. Posted by ノートミン   2011年03月18日 15:59
http://www.gizmodo.jp/2011/03/jishin_3soutou.html

シュールですが、非常に共感します。


私も帰宅難民を経験しましたが、
被災地に比べればかすり傷です。

原発と戦う方達に、祈ることしかできません。。


クロマニさん、元気なニュースを全国に届けてください!
4. Posted by クロマニヨン   2011年03月20日 13:56
>福レンジュースさん

色々聞いてると、福岡と首都圏との
温度差もあるな〜と思いました。
原発との距離や、実質的な被害の影響の
違いがあるから当然ですが。

しかし、同じなのは、被災地とこの国を、
どう再建するかですよね。

5. Posted by クロマニヨン   2011年03月20日 13:59
>福岡市民さん

同感っす!
毎日テレビ見てると、
「お前たちは、悲惨だ」
「お前たとの未来は、どうするんだ?」
「お前たちの国は、だめだな」
と暗示をかけられているうようになってきます。
その上に、AC広告連発による、イライラです。

この状況の意識を、少しづつ改善していくのは
皆さんの思いや、念みたおなものだと思います。
6. Posted by クロマニヨン   2011年03月20日 14:05
>>ノートミンさん

ワロタですよ。

こういうの大好きです。

何か、始めねばですね。
ノートミンさん、ノウハウないですか?

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