2016年05月20日
名前を変えてしまえ!!
皆さん、お疲れさまです。
かなり、暑くなってきましたね!
これは、あっというまに夏っすね。しかも、相当暑そう。
さて、皆さん「名称変更」 という言葉で何が浮かびますか?
ブランド名の変更は、
我々、ブランディングやプロモーションの分野では、
かなりの「大技」ですよね。
僕が、記憶に残ってるのはこれ。
よく「ブランド名変更で、バカ売れした商品特集!」とかにも出てきますが。
サントリー「ウエスト」
え?知らんですか?
僕にとっては、大学時代の缶コーヒーでした。
たしか、織田裕二さんがCMにでてたのでは・・・と、思ってYouTube掘ったら、間違いなかったです。しかし、記録によると、その後売れずに発売打ち切りになるのですが、ここで「ブランド名変更」です。
サントリーのコーヒーブランドは「WEST」から、
「BOSS」になったのです。
映画「MIB」から、完全に宇宙人キャラを受け継いだ、トミー・リー・ジョーンズさんが、「ただ、この惑星の・・・」のセリフが泣けるCMで、日本を代表する缶コーヒーになりました。
このような「ブランド名変更」は、ネットで調べると、
たくさん「ヘェ〜!」なものが出てきます。
今では「ペットボトル緑茶の王様」と言える「お〜いお茶」。
これは、昔、これだったそうです。
伊藤園「缶煎茶」
こりゃぁ、確かにいかん。
病院の売店にしかないイメージな気がする。
で、こっからが本題ですが、
なぜ、今回このテーマかというと、先日こんなニュースを目にしたからです。
あの「バドワイザー」が
ブランド名を変更!
その名も「アメリカ」!
すごくないですか?「アメリカ」。
こんな感じだそうです。
さすがです。違和感ゼロ。
CNNのネットニュースによると、ここから「オリンピック」や「大統領選」など、今年はアメリカ国民が、文字通り「アメリカ」を意識する機会は、非常に多くなる年だと。だから大統領選が終わる11月まで、名称を「アメリカ」に期間限定で変更すると発表したとあった。しかも、この期間の缶には、アメリカの国旗と国歌がデザインされるそうな。徹底しとる。
ここまでくると、もはや「大技」どころではないけれど、やっぱり「バドワイザー」だからできた。いや、「許された」という感じがします。
「名前」は「存在そのもの」。
その名前がついた存在がとってきた行動で、聞けばイメージが頭をよぎります。
ここで、名前とブランドイメージの話はしませんが、
例えば、よくある「アップル」がとか「ナイキ」と聞くと、先進的でスタイリッシュで革新的で・・・みたいなイメージがする・・的な話です。
では「バドワイザー」ときくとどうでしょうか?
え?バドガールですか?
(ははは。日本人のそれは載せませんよ〜:笑)
僕は、即座にアメリカで一番メジャーな「ビール」と答えるでしょう。
雑多でワイルドなバーで、グラスを割れんばかりに乾杯でぶつける、豪快で陽気な「アメリカ人」のイメージです。
そして、それはアメリカ人の皆さんも同じイメージなのでしょう!
だから「アメリカ」。
確かに「ヘイネケン」とか「レーベンブロイ」、
ましては日本の「キリン」さんなんかが、
「アメリカ」
とかって製品に名前つけたら、ぶっとばされそうですもんね。
そういう意味で「許される」ブランドになったからこそ、
ついに繰り出した打ち手なんでしょうね。
一体、どういう許可をとったら「アメリカ」とつけられるのか?
そして、
今後、これ以上の「キャンペーン」はあるのか?
と考えると夜も眠れなくなりそうですが、残念ながら「アメリカ国外」で、この「America」を手にすることはできないようです。
皆さんも、いよいよ起死回生を狙う時は、名前変えますか!
あ、いっそ自分の「名前」も!!!笑
【蛇足】
日本の車の会社「富士重工」は、来年4月から
「株式会社 SUBARU」
に名称変更するそうですよ^^