サンデル

2012年05月30日

生サンデル


応募総数:約7600件だったらしい。
会場には、800名しか入れなかった。


そう・・・

 あの「ハーバード白熱教室」でおなじみ・・・

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著者:マイケル サンデル
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究極の選択でおなじみの、

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学これからの「正義」の話をしよう―
いまを生き延びるための哲学

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マイケル=サンデル先生の講義を受ける幸運に恵まれた。

SANDLE




























本もざっと読んでいたし、
NHKでも見ていた。

けど、やっぱし・・・・

やっぱし、生サンデル先生は、凄かった。


いや、まじで、この写真のまんま
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今日のテーマは「若者の希望と幸せの創造」だったのだが、
90分が、弾丸のように過ぎる。

震災後の日本。
これからの日本についてという、大きなテーマだ。

はじめに、サンデル先生はこう問いかける。

「震災後、自分の将来に対して、不安になった人
 または、明るく希望が持てるようになった人
 それぞれ、手をあげてください。」


会場には、実際に子供さんを失った、名取市の被災者の方を
ゲストに招き、その証言を聞いた後だった。


普通、やはり不安になる。
しかし、少数派だが、未来が明るいと思えるというのに
手を挙げる人もいる。

それぞれの意見を持つ人に、
サンデル先生は、その理由を聞いて行く。


災害の際、政府の発表とSNSはどっちを信用するか?

日本の年齢人口構成から、
非労働者一人を、40年前は20数人で1人を支えていたが、
今は、約2人で1人を支えなければならない。

では、労働人口を増やすにはどうしたらいい?

では、移民労働者を増やすのに賛成の人、反対の人・・・


日本の今の状況を元に、様々なテーマの質問がなされ、
答えに経った対立意見を持つ人々は、

皆の前で、討論させられる。


これは、授業と言いながら、
完全なファシリテーションだと思った。
いや、それが究極の授業なんだろうと思った。

サンデル先生は、もちろん黒板にものを書いたりしないし、
ノートを取れとも言わない。
もっと言えば、サンデル先生が、自分の知識や理論を
「教えたり」などしない。


会場の一人が意見を言う。
その意見が会場にいる800人の心の中で
「賛同」「嫌悪」「違和感」「感心」など
様々な「感情」を巻き起こしながら拡がって
いくのがわかる。


そこへ、対立意見者が、意見を言う。

またもや、同じ感情が駆け巡る・・・。



けど、対立意見にも、うなずくべき点があったりする。
自分の意見が、少し揺れる。それは良い意味で。


そのあいまに、サンデル先生は、
我々の思考を拡張させるようなヒントを出す。




90分の授業。
75分を越えた時点で、様々な意見が飛び出し、
場はとっちらかっていた。

「一体、どう納めんねん!」

とこっちが心配したが、そんなの当然杞憂だった。
最後は、少し余韻は残りながらも終了。



先生は、途中発言した男性に、
再び最後指名して、もう一度意見を言うよう求めた。

その男性が行った言葉は

日本人が震災後、
あらためて人のつながりとか、
他人とのかかわりとか、
(原発問題などを)オープンに議論したりとか、
そういう流れになっているのが、
この国の希望だ。


的な意見だった。


サンデル先生がいいたいのもここのはずだ。




商売上、人の前で話す。
企画会議を取り仕切る。
僕は「ヂカギキ」なんかもやっている。

この手の最高レベルっちゃ〜
こういうものかと!!!


講義もだけど、
超一流の「コミュニケーション」術の実演
を見た気がしました。。。


サンデル先生
「すごいよ。あんた。」




おまえが、言うな?
すいません・・・・
機会をいただいた方、ありがとうございました。




cromagnon69 at 23:30|PermalinkComments(2)TrackBack(0)
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