ビールスタンド重富
2015年05月18日
ゼロ次会「ビールスタンド重富」
おつかれさまです。コヤナギです。
広島ネタが続きますが、
これは書いておかねばならんなと。
今日のお題は
「ビールスタンド重富」
「BOND REGIONAL 広島」でも紹介しました。
広島で「飲みに行こう」となった時に、
”ゼロ次会”
という、もはや流れの一つとして組みこまねばならない(笑)店。
広島・・いや、ビール界の最重要人物がここにいます。
重富さんのことに触れる前に、
このお店「ビールスタンド重富」について。
営業時間は、17:00〜19:00の2時間のみ!
メニューは、4種類の(の注ぎ方をした)ビールのみ。
そして、一人2杯まで。
こう書くと、よくある「狙った」やかましオヤジの店っぽいが
これら全てに理由がある。
まず、2時間しかあけないのと、
一人、2杯までしか飲ませないのは、
自らが「酒屋さん」であり、他の飲食店さんは「お客様」。
なので、食事を美味しくしていただくための「助走」に
して欲しいという思い。
2杯以上飲むと、基本、食事がおいしくなくなるといけないからだそうです。
そんな気遣いの狭い「立ち飲み屋」が、
ここにきて徐々にレジェンド化してきたのです!
その理由は、
マスター:重富さんの
「まっすぐすぎるビールへの思い!」
この方が、重富さん!
いつも蝶ネクタイ。
そして、今のビールサーバーと、昭和初期のビールサーバーの
二つを使い分けて、4つの注ぎ方をおりなします。
その、メニューは、これ!
5月の中旬。
17時の喉は、ほどよく乾いていました。
ここにきたら、まず頼まねばならないのが、
「壱度注ぎ」
昭和8年のサーバーは、水道のような勢いで、
”ジャー!”ってビールが出ます!!!
おしげもなく、ビールをあふれさせ、
上を、シャッと切ったのが、これ!!!
写真じゃわからんでしょう!!!!(キッパリ!)
けど、この一杯を、腰に手を当て、
背筋を伸ばして(と指導される:笑)一気に流し込むと、
あなたのビールという体験が、きっと覆されます!!!
ビールの全成分が、細かい粒子となって、
乾いた喉に「いけ〜〜〜!!!!!」とほとばしるように
流れ込んで行きます!!!
これは、すごいです!!!!
そして、2杯目。
そうです。ここの悩ましさは、2杯で帰らねばならないので
1度の来店では、制覇できない!
しかも、19時でしまるから、もう今日は来られない!!!
僕が、熟考の上選んだのはこれ。
”参度注ぎ”
注ぐのに、5分かかります・・・の文字!
見ていると、一度注いで、泡が収まるのを待ち、
また注いで・・・を三度繰り返す。
そうすると・・・・
こんな形で出てきます!
もうね。
泡がフワフワに乗ってて、その泡がビールを
マイルドに閉じ込めているという味。
2杯目、間違いなかった!!!!
編集長の悪い癖で、いろいろと聞いてしまう。
その狂おしいまでの探究心は何なのか?と。
すると、重富さんは、なんの照れもなくおっしゃいました。
たった1杯のビールで、お客さんが、
今日の嫌だったことも、つらかったことも
スパっと「リセット」できる・・・
そんな、
ビールの役割を、究極につきつめて、
ビールの力で笑顔を提供し続けたい。
その笑顔に毎日囲まれている。
こんな幸せな仕事はない!
・・・と。
かっこええです。
見せかけだけではない、
本質こそが、ヒーローになれる時代。
みなさん、照れなく、まっすぐに自分の道を
究めましょう!!!
詳しいデータは「食べログ」のリンク貼っておきます!
”ビールスタンド重富”