フィンチャー
2011年01月31日
社会的つながり。
観ました。
たまりかねて。笑
”ソーシャル・ネットワーク”
天才(?)マーク=ザッカーバーグが
「facebook」を作り上げ、会員を5億人にし、
時価総額、2兆5千億円になるまでの物語。
監督の「デビット=フィンチャー」さん、最高です。
確かにビジネスが、芽生え、浸透し、ある日爆発して
本当に一夜にして、すべてが変わるような
成功物語は、それだけで面白いのでしょうが、
この監督は、それを「セリフ」の力で、
おいらのアドレナリンを、
何度も沸騰させてくれました。
冒頭の、
主人公マークと彼女の会話からして、
マークの危うさが噴出しまくるし、
また、ナップスターを19歳で創業した
”カリスマ”ショーンが、マークに、ビクトリア=シークレットの
創業者の話をするあたりなんかは(観てのお楽しみで!)、
もう、ぐいぐいです。
とにかく、皆、変態的に頭がいいから、
しゃべる!しゃべる!
けど、観ててきつくないし、専門的になりすぎないから、
普通に世界に入っていけるし、気持ちよく興奮できる。。。
デビット=フィンチャー監督の全く無駄をそぎ落とした
ドライブ感あふれる流れ!
僕は、一人観てて、ニヤニヤしてしまいました。
昔、ヤクザ映画観たり、ブルースリーの映画観た後は、
自分が強くなったみたいに錯覚するよな〜
とか、親父が言ってたけど(しねぇかな?)、
これ観ると、
自分も色々インプットして
あんな風に、頭の中に
アイディアやビジョンが、
ぶぁ〜っ!
って溢れるのではないか?
という、期待を抱かせてくれます。
けど、よくあるこうした映画と全く違って、
facebookは、今もあり、まだまだ拡大していて、
このマークも、全然実在して現役であるということ。
そう想うと、僕がちょうど、BBDOに転職したばかりで
テレビCMの奪い合いに、日夜骨身を削っていたころに
こんなことが動いてたのかと!泣
切な〜いラストシーンを観ながら、
僕はフェイスブックに、ちょっとはまってみることに決めた。
天才なんだけど、
コミュニケーションが苦手な男が、
世界一のコミュニケーションツールを作り上げる矛盾。
そして、そのきっかけと想いは何なのか?
彼が欲しかった「社会的つながり(ソーシャルネットワーク」とは
なんだったのか??
ナインインチネイルズのトレント・レズナーが手がけた
ヘヴィで、どっしりとした音が常に張り付くシーンの数々。
ま、今、観ていかないといけない映画でしょ〜:笑