星野リゾート

2015年07月28日

星野リゾートの視点と理由。


やっと、夏が始まりましたね。
不思議なもので、本当に暑い日がどれくらい暑いか?って、
本当に暑い日にならないと思い出せないと思いませんか?

あ、どうでもいいっすかね。笑


昨日、朝飯食いながら新聞見てて気になったニュースはこれでした。

「星野リゾート、ANAホテル福岡などを取得」

詳しくは、日経のサイトの記事をどうぞ。



博多駅の東側に「日航ホテル」があって、
そして西側に「全日空ホテル」というイメージだったあのころ。

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ここを、
あの潰れかけの旅館を次々再生し、
しかも、付加価値が高いものに作り直すことでは
日本で最も知られている、「星野リゾート」さんが
取得したと聞いて驚いた。

「星野リゾート」さんは、「リゾート地」にしかないイメージだ。
例えば、「界 阿蘇」。

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界ASOロビー
(ホームページより:俺行ったことないっす・・)


だから、どうして都市部の、競争激しい「シティ・ビジネスホテル」を取得したんだろうかって思った。しかも、福岡だけではなく、広島、金沢、富山の4つのホテルを、400億円も出して取得らしい。ということは、かなりマジで覚悟してるのも見てとれる。

代表である、星野さんはインタビューでこう答えている。

独自の市場調査の結果、地方都市のビジネスホテルが、観光客のニーズを十分に満たしていないと判断しており、ビジネスホテルの運営に参加することで、都市観光市場のニーズに合ったホテルのあり方を模索する」(日刊工業新聞より)


ビジネスホテルといえば、従来、安かろう狭かろう壁も薄かろう、
という「安・狭・薄(あんきょうはく)」(笑)、イメージだった。
実際、ぼくも、昔、信じられないくらい狭い
ホテルの部屋に宿泊したこともある。

しかし、近年、10,000円前後でも
「デザイナーズ」を謳うホテルや、テーマを持った
ビジネスホテルも増えてきたりしてきている。

これは、一見、

「部屋を供給するホテル側の意識の変化」

みたいに見えるけれども、実際は、

「宿泊するお客様の意識の高まり」

で、都心だからこそ、快適で素敵な場所に
滞在したいし、贅沢になっていっている。


観光はもちろん、出張でも、
結局飲んで寝るだけのパターンが多いけど
いいホテルにチェックインしていると、
気分はすごく上がっている自分がいる。笑

当たり前だが、
ホテルが「安・狭・薄」だと、がっかりする。



ここで、星野社長の言葉を抜粋すると、
地方都市のビジネスホテルが、
観光客のニーズを十分に満たしていない

そう。
ビジネスホテルが、ビジネス客のニーズを、
ではなく、
ビジネスホテルが、観光客のニーズ
満たしていないと言っている。
出張者も、観光客としてカウントしてるところが
ほとんどの自治体でそうだと思うけれど、

ようは、星野リゾートさんは、

成熟しまくってる感じがする、
都心のホテル業界に、
まだまだ、やれる隙間が見える!


と感じているということ。


もう、我々がシゴトしていく上で、
こんなに刺激になる
ヒントはないと感じます。



どんなに、やりつくされたと思われる業界にも、
自分のノウハウや、視点を変形させたりすることで、
新しい価値を産み出せるというチャレンジ。


僕の業界も、あなたの業界も
だいたい、やりつくされてるし、
出尽くしてる感、ありますよね?

もう、やりつくされてると。

オリンピックのマークですら、
もう、何か参考にするしかないんですから!笑


ただ、新聞によると、当分は大改装するとか、
運営をざっくり変えることはしないということだったので、
どういう変化を目の当たりにできるのかは、まだわからない。

けど、大きなビジョンがあってこその、アクションなのは間違いないと思う。


「星野リゾート」さんは、
2016年に、「星のや東京」という
地上18階建ての「天然温泉付き日本旅館」を東京は大手町にオープンさせるそうだ。

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「星野リゾート」が目指す、日本の旅館の素晴らしさを、
世界に発信するため
に、日本のど真ん中でやるという。


ここに出したら、効率よく儲かる・・・・

とか、そういう次元ではない世界で、事業やってる気がする。
もちろん商売だし、どんな価格設定になるかもあるので、
褒め過ぎはよくないけど、

素敵な事業は、全部、今までとは違う視点から産まれていて、
そして、それをやる理由が、すごくシンプルで共感できる。

”理由ありき”で、始まっている。

今回の新聞記事をきっかけに、
星野さんのインタビューとかを、たくさん読んだら、
このお題を「ビジネス的に」とか言いながら書くのが、
馬鹿らしくなった。


最後に、この「星のや東京」を発表した時に、
日本の旅館と、海外客の親和性について聞かれた
星野代表の考えがこれ。


日本の旅館文化は守ってもらう。
外国人におもねた宿泊施設では、
西洋のホテルと同じになってしまう
(星野代表)



旅館の主人は「マスター(主人)」であり、
西洋のホテルの「サージェント(召使)」ではない。
対等の立場でサービスをするところに
日本旅館の妙があると。

今更ながらに、素晴らしすぎる!



誰か、星野リゾートに行きましょう!笑






cromagnon69 at 08:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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