至学館
2011年08月07日
「こうあるべき」をやめてみる。
おっとぉ・・・
またまた久々更新のクロマニヨンです。
facebookを、日常の「ツール?」として使う様になり
小ネタをあげてると、なかなかブログに採用する
ネタがなくなるんすよね。
ま、けど「想いの丈」は、
ブログなんで、ブログはやめんですけど。
そういいながら、facebookにも上げたけど、
ニュースにも出たりして、
その校歌が、「いわゆる校歌節」ではなく
「J-POP校歌」とか「アニソン校歌」などと
言われている、至学館高校。
よくある
「天高く、草萠ゆる〜」
とか、
「あ〜あ〜***(学校名)、
我ら〜が〜」
とか、全く無し。学校名も無し。
ちょいと見てください。3分弱。
今年の甲子園:愛知県代表
至学館高校の校歌(歌詞付き)
どうすか?
感動しませんか?
僕は、今日、渾身のプレゼンが敗戦に伏した
直後だったこともあり、不覚にも涙ぐんでしまいました。
「夢を追い続けた。そしてここまで来た。」
あのアーティストとか、歌いそう!でしょ?
けど全部、この歌ってる坊主頭の高校生の心の中にある想い
そのままあらわしてるんじゃねぇか?と。
高校生が何かに打ち込み、
個人でもチームでも、勝利を勝ち取った時に、
「校歌」として、こういう歌詞を仲間と合唱し、
最後に渾身のガッツポーズができる幸せは、
よくわからん言葉が組まれた、校歌よりも感動すんだろうなと。
いやいや、伝統的なのが駄目だから、
全部こういうのに変えてしまえ!
とか言ってるわけじゃないので。
ただ、感動した。ってことですよ。
けど、僕は、この
「校歌っぽくない」
という部分を無視しちゃ駄目かなと。
「校歌っぽくない!」と言って話題になるということは、
いままで、そんな校歌がなかったってことです。
もしかしたら、案外あるけど、
こうしてテレビで流れたりしないだけかもしれないけど、
こういう校歌がガンガン生まれているとは思えない。
では、なぜ、少しの斬新さが話題になるほどなのか?
「学校」というものが、
ほとんどが古くからあり「校歌のタイプ」が刷新されようにも、
新設校が出来ない限り、校歌の制作も行われないから
・・・でしょうか。
各学校の校歌が、毎年新曲になるなら、
こんなことは話題にはならない。
「げ〜!今年の帝京高校の校歌、
ミスチルの桜井さんらしいよ!」
的なね・・・。笑
けど、本質を考えたら、こうでしょう。
(慣例的に)
校歌とは、こうあるべき。
という日本人の感覚を、
完璧にぶっとばしたから。
こうした感覚って、様々な分野に
絶対あるでしょう?
国鉄から、JR九州になって、
九州独自開発の特急が出てきたときはビックリしました。
そう。
あの鉄仮面のような黒い電車787系「つばめ」です。
特急とかって、クリーム色とか、白とか青が
慣例的:電車のこうあるべき、だった。
国鉄という、かた〜い会社の流れなのに、
こんな、電車の常識ぶっとばしのデザイン。
(慣例的な)
電車とは、こうあるべき。
を完全にぶっとばしてくれました。
さらに、
この至学館さんの校歌が話題なっていることの
元には、何があるのか?
こういう校歌もありやろ?
といって採用した「オトナ」がいたことでは?
絶対、こういうのは「いかがなものか?」という
批判もあったんじゃないかなと
勝手に想像してしまいます。
けど、
これにした。
これに決めた。
こういう
「慣例的こうあるべき」破りみたいなのって、
これからの時代に、もっともっと出てくるべき
イノベーションの「一種類」だと思います。
もはや校歌なんて、その存在や意味なんか
ほとんど生徒の誰も気にしていない時代になっている中
YouTubeに、歌詞付きであがる、この「校歌」。
今じゃ、JR九州の電車は、
デザイン的にも凄いやろ!?
っていうのが、自慢にさえなっているのも
最初は、「こういうのもありやろ?」って決めたから。
皆さん。
あるべき伝統や慣習は守るべきでしょう。
けど、
破ってもいい・・破らなければいけない
ことを、破っちゃう人になりましょう。
そして、
「(慣例的な)こうあるべきの呪縛」
に縛られている多くは、
老舗企業さんや、行政の施策の数々に
沢山たくさんあります。
福岡で働くみなさん。
いや、学生さんも。
今、取り組んでいることが、
得体のしれない「こうあるべき」
にとらわれて、
アイディアのフィールドが狭まってないっすか?
「リスクが高い」
「過去に例がない」
「ノリ的にそういうのは・・・」
みたいなことが理由で、あなたのアイディアが通らないことほど
大きなチャンスが眠っているのではないですか?
あなたの
「信念からの、こうあるべき」で
「慣例的な、こうあるべき」の呪縛をぶっとばしてください。
福岡がブレイクするのは、そういうことが
ボッコボッコおこり始めてからだと思います!
では、また次回!!