UBER

2015年02月08日

福岡に「UBER」が来たので考えてみた。


みなさん・・・・

事実上、あけましておめでとうございます(苦笑)。
今年最初のBLOGです。決してやめてるわけではないので^^、
宜しくお願いします!! 

さて、先週の2月5日木曜日。
世界54カ国 269都市(2月4日現在)で、
毎日100万人以上の人々が利用する
「UBER(ウーバー)」というサービスの福岡版が、
ついにローンチしました。知ってましたか??

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端的に言えば、
アプリで使える「配車サービス」。


日本では、東京で主にハイヤーをメインに「UBER」は
スタートしてたのですが、今回、大阪、名古屋を飛び越えて、
ここ福岡で「みんなのUBER」というサービス
始まったのです。
すでに「今日3回も乗った!」とか「案外いいクルマだった!」
といったポストがFacebookにさかんに登場して感度の高い人には、ガンガン広まってるようです。

今回、光栄なことに、私を「Rider Zero(0番目のお客様)」に
選んでいただき、前から聞いていた僕としては、凄くアガりました。

Rider-zero_ 2
(笑顔がインチキ臭すぎるとのクレームは受付ません:笑)

詳しい内容や「なぜ福岡だったのか?」は
UBERの公式ブログに書いてあるのでご参照を。


で、今回の「みんなのUBER」は、
「ライドシェア」と言われるものです。

「ライドシェア=相乗り」

空いた時間とクルマがある人が、用事がある(主に)他人を、
目的地に乗っけて行ってあげるという考え方で、
「UBER」は、そのマッチングや決済をしたりするサービスです。

このサービスは、アメリカ等では、
メチャクチャポピュラーみたいで、
ニューヨークでは「UBER POOL(プール)」という
サービスが試行されていたり、
他にも、「UBER」のライバルと言われている
「Lyft」というサービスもあったりします。


今回の「みんなのUBER」も、
あなたのスマホに「UBER」のアプリをDLして
氏名、メールアドレス、キャッシュカードデータを
入力して登録すれば、その瞬間!
福岡の街の地図に「乗っけてくれるクルマ」が出現します。

写真 (2)

これは、2月8日 23:55現在の状況。
「乗っけてくれるクルマ」が6台いて、
今、中洲の橋の所なら3分でかけつけますよ!

という意味です。

あとは「UBERを依頼する」をタップすれば、
あなたのスマホの画面に、
ドライバーの名前と顔写真、
車種とナンバーが表示
され、自分に向かって
地図上をクルマが近寄ってくる・・・・


そう・・・・
「ライドシェア(相乗り)」なので、

一般人の登録ドライバーが、自分の自家用車で普通にやってくる!!

土曜日、大濠公園ランニングを終えた僕は、
「ジャック」のケーキ屋さんの前で呼んでみました。
するとクルマは、4分でやってきました。
白い「日産CUBE」。

「トシローさんですか?」
「はい!GAKU(仮)くんですよね?」
「はい!よろしくでーす!」

ってな感じで、クルマに乗り込み、自宅まで送ってもらった。

そして、現在は「産学連携機構九州」との街の動向調査を
やっているということで、規定の範囲は全部無料(ただし週に5回上限)で乗れます


既成概念、大破壊です。


圧倒的な違和感と、ゲームのような面白さを禁じ得ません。

さあ、ここまで読み進めたあなたの頭の中では、
次のような、モヤモヤが発生しているはずですね。

「それ、いわゆる白タクじゃね?」
「規制とかどうなってるの?」
「ドライバー一般人って危なくないの?」
「いつまで、無料なの?」


ごめんなさい。
僕は、わかりません(笑)




ただ、この圧倒的な違和感は、
かなり、いい意味でヤバくないですか?


「ヤフオク!」に代表される、
オークションサービスがネットで始まった時も、

「一般人が、一般人とネットで取引する場なんて、詐欺と犯罪の温床になるに決まってる!」

という有識者の方々のコメントや、
もちろん自分の中の不安や疑問もたくさんありました。

しかし、今では「ヤフオク!」なんて、僕も普通に使うし、それどころか、日本を代表するプロ野球球団のホームスタジアムの名称になっとりますね(笑)。

あと、使ってる人は、ガンガン使っている(特に海外で?)
airbnb_horizontal_lockup_print
           「エアービーアンドビー」と読みます。


これなんか、空き部屋を持ってる人や、旅行で長く留守にする人が、空いている間、部屋を貸したい!と思った時に、ちょうど、その街で部屋を借りたい人とマッチングするサービスです。

これも、初めて知った時、

「はぁ?他人の部屋に泊まるヤツとかおるとかいな?」
「ホテル業の免許規定とか、大丈夫とかいな?」

が僕の第一印象でした。
しかし、150カ国 33000の街で、
貸す人と借りる人を繋ぐまでになったこの「airbnb」は、

「世界最大のホテルチェーン」

と言われるまでに、あっというまに成長しちまいました。
僕も、いいホテルがとれなかった東京出張で利用したら、
東京タワーの真ん前の、麻布十番の凄いマンションでした(笑)。

正に、これが「今」です。

今まで、疑問の持ち方すらわからなかった「規制」とかでは、完全に手をつけられないアイディアが、テクノロジーに乗っかってどんどん出てきているんですね。



「シェアリングエコノミー(共有経済)」

何でも製造する、作る、買う・・・
ではなくて、今あるもので、コミュニティの中で
「余っている」ものを、みんなでシェアすればいいやん!
っていう考え方。

そうすれば、資源の節約はじめ、
多くの地球的な問題の解決の一歩につながるといっても、あんまし大げさではないような気がします。

現に、前述したニューヨークの「UBER POOL」の導入時には、
「シェアライドで、8人まで乗れる。これによって、ニューヨークの車を100万台減らして、街の渋滞を劇的に減らす!というのが大志である」というコメントが出されてるようでした。



つまり、
ネットやディバイスのテクノロジーの爆発的向上が、我々にもたらす恩恵の真骨頂は、

「あくなき社会資産の効率的な利用」

今回の「みんなのUBER」は、乗車後、ドライバーを「5つ星評価」しないと、次が利用できない。そして、おそらく、ドライバーも我々、乗客を評価しているかもしれない。
それを、怖いことと思うかもしれないけど、逆に考えれば、信頼できる大規模な社会的コミュニティを形作っていく仕組みになるかもしれないですね。

今回の立役者「UBERジャパン」の若き社長:高橋氏と話してたのですが、
震災の時でも、きちんと行列を作る最強の国民性を誇る日本こそ、こうした「シェアリングエコノミー」時代の施策に、最も合っていると言えるかもしれませんねぇ〜って言ってました。
そして、その国の中でも「いい人がすごく多い福岡」から始める事が、この新事業のキックオフとして、当たり前のことのように思えたと。
うれしかね〜^^。



長文、すんません!

「変革を恐れないオトナ」の皆様。
今後が楽しみですね!
福岡の街!!!







cromagnon69 at 23:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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小柳 俊郎